快適なリビングにはどれくらいの広さが必要?必要なリビングの広さを考えよう
快適なリビングにはどれくらいの広さが必要?必要なリビングの広さを考えよう
家族が集まる場所であるリビングは広々としている方が快適と感じる方が多い一方、狭い方が掃除をしやすく、物がとりやすいので快適だと感じる方もいます。家庭や人によって快適なリビングの広さは異なるようです。
自分や家族にはどのくらいの広さがあれば快適なのかを知りたい方のために、今回はリビングの広さを考えるポイントなどをご紹介いたします。
■リビングの広さを考えるポイント
・家具やインテリアの配置
十分な広さを確保したはずなのに狭いと感じる場合はインテリアや家具の大きさが原因かもしれません。どんな家具をどこに置くかで部屋の広さは変わります。まずはリビングにどれくらいの大きさのインテリアや家具を配置したいのかリスト化してみましょう。
・光熱費を考える
広いリビングにすると冷暖房、照明など光熱費がかさんでしまいます。ランニングコストもリビングの広さを決める際の重要なポイントとなります。
たとえば冷暖房効率を上げるためにシーリングファンを設置したり、仕切りを活用するなどの対策をすれば、リビングの使い勝手が上がり、節約にも繋がります。
・リビングに求める機能を考える
リビングで家事をしたい場合と、家族と話すスペースだけほしい場合は必要になる広さが異なります。リビングをどのように使うのか、普段使うことが多いのは誰かなどを考えることで過ごしやすいリビングにすることができます。
■狭いリビングでも広く見せるコツがある
狭いリビングを広く見せたい場合は3つのコツがあります。
・家具の工夫
高さのある家具は存在感があり、狭いリビングでは圧迫感を放ちます。できれば高さは1メートル以内に収めると視界が抜けるので、圧迫感を減らすことができます。背の高い家具を置く場合は、できるだけ目に入りにくくなる入り口近くに置くようにしましょう。
・配色の工夫
暗い色は空間を狭く見せ、明るい色は空間を広く見せる効果があります。広く見せたいときは、リビングで使うメインの色をベージュやホワイト系にしましょう。暗い色を使いたい場合は、入り口から遠い場所にアクセントとして置くと効果的です。
・視線の抜けを意識する
視線が遮られると狭さを感じやすくなるので、リビングの入り口から奥まで一直線に視線が伸びるように空間を設けるのがおすすめです。
他にもリビングに入って視線の先に窓があると景色が自然と視界に入り、リビングを広く見せる効果があります。また、入り口から遠い場所に視線が向くような家具やインテリアをアクセントとして置くと視線が誘導されやすくなります。
■リビングとダイニングをくっつける方法もある
・リビングとダイニング一体型のメリット
リビングとダイニングが一体型の場合、キッチンも同じ空間にあることが多く、広い場所を確保することができます。家事をしている最中に家族とコミュニケーションが取れるほか、家事をして一息つきたいときも移動が楽になります。
家族に高齢の方や小さなお子さんがいる場合は、視界に入る位置にいることで会話が増えるというメリットもあります。
・リビングとダイニング一体型のデメリット
リビングとダイニングが一体型だと調理中の音や煙、においがリビングにまで充満してしまいます。においや煙は換気扇を回す、窓を開けて換気をするなどで対処しましょう。
両方を一つにまとめる分、空間が広くなるので冷暖房効率の対策も考えておくことをおすすめします。
快適なリビングをつくるには、広さだけでなく色や配置など多くのポイントがあります。リビングのリフォームを検討中の方は、是非アートリフォームまでご相談ください。
アートリフォームに在籍するリビングづくりのプロが快適な空間づくりのお手伝いさせていただきます。
■リビングは広さだけでなく形もポイント!
リビングの広さを考える際に一緒に考えておきたいのが間取りです。こちらでは一般的なリビングの間取りについてご紹介いたします。
・I型
LDKが一直線に並んでいる形です。キッチンからリビングの様子をうかがうことができるので、小さなお子さんやペットがいる家庭には嬉しい作りですね。
注意点として、採光が同じ方角になるため、時間帯や場所によっては暗くなってしまうことがあります。
・L型
LDKが上から見たときにL字になっている形です。I型と同様に、多くのリビングで採用されています。
2方向から採光できるほか、窓も別の方向に設置できるので、換気がしやすいのもメリットです。
ただし間口が広くないなど、土地の形によっては採用しにくいこともあります。
・凸型
例としては、キッチンの正面にリビングとダイニングが並んでいるようなものが挙げられます。
キッチンの周辺にパントリーを設置したい場合は、間取りを考えやすい形です。
キッチンからリビングとダイニングの様子をうかがえますが、リビングがキッチンと近い場合、ソファに座っていてもキッチンが視界に入りやすく圧迫感があります。
また、リビングとダイニングの位置によっては暗くなってしまいがちです。
・キッチン独立型
キッチンをリビングとダイニングから離した間取りです。
壁付けキッチンが多いタイプで、リビングやダイニングの様子はキッチンからうかがえませんが、キッチンのニオイや煙が流れにくいというメリットがあります。
・リビング独立型
リビングだけを切り離した間取りがこのタイプです。
部屋を別にするだけでなく、格子や家具によって区切る方法もあります。リビングを切り離すことで、より落ち着いた空間にできるでしょう。
ただし十分な広さが確保できないとリビングらしさが失われ、他の部屋と同じような印象になってしまいます。
■家具から考えるリビングの広さ
リビングの広さを考えるうえで大切なのが、家具の大きさです。こちらではリビングに置くことが多いソファと、ダイニングのテーブルについてご紹介いたします。
・ソファの大きさ
ソファの周囲は50cm以上の幅を確保しておきましょう。手足がぶつかりにくいだけでなく、通路として歩きやすいというメリットがあります。また、広めにしておくと掃除がしやすくなります。
<1人掛けソファ>
1人掛けソファは幅55~120cm、奥行きが70~110cmが一般的です。
また、デザイン性の高いものが多いため1人暮らしの人だけでなく、インテリアのアクセントとして置くのもおすすめです。
<2人掛けソファ>
2人掛けソファは幅130~170cm、奥行き70~110cmが一般的です。
1人でゆったり座ったり夫婦やカップルで使ったりもできます。来客時にも便利な大きさです。
<3人掛けソファ>
3人掛けソファは幅170~200cm、奥行き70~110cmが一般的です。大型のソファなので、リビングによっては不向きなこともあるでしょう。家族が多い場合に便利な大きさです。
・ダイニングテーブルの大きさ
リビングとダイニングはつながっているため、ダイニングテーブルの大きさもリビングでの過ごしやすさを左右します。
<1~2人用テーブル>
食事のことを考えると、最低でも幅60cm、奥行き50cm程度が1人分となります。
小さめのダイニングテーブルの場合、幅60~70cm、奥行き80cm程度が目安です。
<3人以上用テーブル>
4人用のダイニングテーブルは最低でも幅120cm、奥行き80cmが必要です。テーブルだけでなく、椅子の大きさも考えてデザインやフォルムを選ぶようにしましょう。
■おしゃれなアートリフォームの実例をご紹介!
【アートリフォーム実例】コンクリートむき出しの天井デザインリフォームとブルーの壁紙がアクセント
【アートリフォーム実例】木の天板と無垢材の温かさを感じる空間リフォームで猫と暮らす