壁紙は部屋の目的別に考えることが重要！【壁紙の選び方】
お部屋の印象を大きく変える壁紙は、リフォームの際に思い切って今までとは全く違うものにすることもおすすめです。しかし、好みのまま選ぶとなんだか落ち着かない、居心地が悪いと感じてしまうこともあります。今回は壁紙を部屋の目的に合わせて考えるポイントをご紹介いたします。
■壁紙の色から得られる効果の例
壁紙の色別にどのような効果が得られるのかご紹介いたします。
・暖色系
赤やオレンジといった暖色系の壁紙は、温かみを感じエネルギーに溢れた明るい雰囲気を醸し出してくれます。オレンジは赤や黄色に比べて特にその効果を感じやすく、親しみがありやさしく包み込むような穏やかさが感じられます。
・寒色系
青や青緑などの寒色系はクールで落ち着いた雰囲気が演出できます。涼しさや冷たさ、また鎮静作用もあるため寒色系の壁紙が貼られた部屋に入ると落ち着くという方もいらっしゃるかもしれません。興奮を抑え、ストレスを軽減してくれる効果も期待できます。寝室に使うことで快眠が得られるようになるため、睡眠の質を上げたいという方におすすめです。
・中性色系
緑や黄緑、ピンクなどは中性色に分類され、リラックスを呼びます。
疲れが溜まっている時に森林浴などで緑を求めてしまうのは、穏やかな気持ちになりバランス回復やリラックス効果を得られることを無意識に悟っているためです。この色を浴室に使うとより癒され、リビングルームの壁紙に使用することによって協調性を高めることができます。
・ホワイト
ホワイトは清潔感や透明感を与え、イメージする力を柔軟にしてくれる効果があります。
光が当たることでより白さが際立ち、明るく見えます。また、物事の始まりを意味するため新生活など新しい行動を起こしたい時にホワイトの壁紙を取り入れるとすっきりして健やかな気持ちになります。
・ブラック
ブラックのある空間は自分の感情を隠すことができ、与えられている役割をしっかりこなして動くことができます。また、重量感のある色なので強さや威厳、高級感を持たせることができます。ブラックの壁紙を貼ることで自分を信じる力や強さを得られます。他の色を強調したい場合に黒を選ぶことでさらにその効果を得ることができます。
■部屋の壁紙を決めるポイント
部屋の壁紙を決める際、どのようなポイントに注目すればいいのかを解説いたします。
・どんな部屋にしたいのかイメージを固める
部屋でどのように過ごしたいのか、どんな部屋にすることで過ごしやすくなるのかをイメージします。
家具や雑貨と壁紙の相性を考えると、より具体的に想像することができます。
・ネットや雑誌で理想に近い壁紙を見つける
インターネットで参考になる画像を検索し、良いと思う壁紙や部屋の画像を集めます。
いくつか画像を保存していくことで自分の好みやセンスが明確になり、そこから理想に近い壁紙を絞っていけば家具や部屋の雰囲気に合う壁紙が決定しやすくなります。
・天井や床の色との相性を考える
天井や床材、ドアに使われている色も壁紙を決めるポイントになります。
床材やドアは木目の色調によって赤味がかっているものや黄味の強いもの、白やグレーなど様々です。それぞれに相性のいい色があります。赤味や黄味の強い木材はベージュの壁紙、白や黒っぽい木材は白系の壁紙が合います。
■部屋別の壁紙実例
壁紙を貼る部屋によってどのような印象になるのか、実例を紹介いたします。
・リビング・ダイニング
リビングやダイニングは家族との憩いの空間です。
インパクトの強すぎる壁紙はリラックス効果が期待できません。オフホワイトやベージュなどシンプルなものを選ぶことをおすすめします。柄を取り入れたい場合は飽きのこない石目調や織物調などシンプルなものがいいでしょう。また、アクセントとして色を入れる場合には温かみを感じるオレンジやイエローなどの暖色系がおすすめです。
・キッチン
「キッチンでどのように過ごしたいか」によって壁紙を選ぶことが大切です。
リラックスして料理をしたいという方は暖色系の壁紙、個性的な空間で料理を楽しみたいという方はパターン模様が施された壁紙を選びましょう。システムキッチンの色と合わせることで統一感のある空間にすることもできます。
・寝室
寝室は落ち着いてリラックスすることで質の高い睡眠をとることができます。壁紙に濃い色を選んでしまうと室内に圧迫感が生まれてしまうため、ベージュやオフホワイトなど落ち着いた色合いの壁紙がおすすめです。部屋のすべてが白っぽい色で覆われると冷たい印象になってしまいそうで不安があるという方は、小さい模様の入ったものを選ぶことで緩和されます。日当たりの少ない北向きの部屋の場合、ピンクやオレンジなど暖色の壁紙をアクセントとして使うことで温かみを感じることができます。
壁紙の色によって受け取る印象が変わります。どのように過ごしたいのか、どのような部屋をつくりたいのかをしっかりイメージしたうえで、全体のバランスを考え、自分の理想に近い壁紙を選びましょう。
■おしゃれなアートリフォームの実例をご紹介！
・アートリフォーム事例①
お洒落で大人の雰囲気を漂わせる贅沢な空間は、カーテンを閉めると落ち着いた大人の空間に、開けると大きな窓から陽がさす開放的なLDKスペースに生まれ変わります。玄関と全ての居室のフローリングを統一することで、部屋の隅々まで高級感が行き届きます。その中で、フロートタイプの洗面化粧台はワンランク上の空間を演出しています。
【おしゃれなリフォーム事例】充分な広さを活かしたLuxuryリフォーム
・アートリフォーム事例②
築40年のおうちを個性的なおうちにリフォームしました。今回のリフォームではリビングの拡張も行い、ゆったりとしたくつろぎの空間に。キッチンも対面キッチンにし、カウンターを配置。料理をするだけでなく語らいのスペースにも変身。ピンク色の部屋とエメラルドグリーン色の壁の部屋がそれぞれあり、お施主様の好みが反映しています。
・アートリフォーム事例③
新築マンションを購入されたお客様のリフォーム事例です。高級感溢れるおしゃれな雰囲気に仕上がりました。全体的に暗めの色を採用。ガラスや間接照明、キラキラと輝く貝殻のタイルが部屋の中を高級な雰囲気に引き立てています。窓から見える綺麗な夜景とマッチした、大人っぽい雰囲気のお部屋です。
