ヘリンボーンって何?上手に取り入れておしゃれなお部屋に!
住宅を建てる際に、お部屋の印象の多くは壁紙や照明で決まると思っていませんか?
実は床もお部屋の印象操作には欠かせない存在です。
床材選びや色の選び方次第で、お部屋はガラリと印象を変えます。
今回はヘリンボーンという人気が高い床材についてご紹介いたします。是非参考にしてみてくださいね。
■ヘリンボーンについて
・ヘリンボーンとは
テキスタイルなどで有名な「ヘリンボーン」。
名前の由来は、交互に組まれた模様が開きにしたニシンの骨に似ていることから名づけられました。
長方形の床材をジグザクに貼ることで、通常のフローリングにはない豊かな表情が生まれ、インテリアとしても多くの家庭で採用されています。
我が家にいながら、高級ホテルや外国のカフェにいるような感覚に浸れます。
・ヘリンボーンのメリット
木に限らず、クッションフロアやタイルでも実践できるので、子供部屋、玄関アプローチなどいろいろな場所に取り入れることができます。
見た目の美しさはもちろん、材質ごとに雰囲気が変わるのもヘリンボーンが持つおもしろさのひとつです。
デザインの主張が強くないので、北欧風やヴィンテージ風といったインテリアにも取り入れやすいのが人気のポイントでもあります。
・ヘリンボーンのデメリット
ヘリンボーン床のデメリットは「圧迫感」「工期」「コスト」の3つです。
「圧迫感」
木目の幅が狭い場合、詰まったように見え圧迫感や窮屈な印象を受けます。
「工期」
美しく仕上げるためには高度な技術が必要になるため、一般的なフローリングよりも工期がかかります。
「コスト」
フローリング材や接着剤をたくさん必要とするので、通常よりもコストがかかります。
フローリングにはない「おもしろさ」や「味わい」を楽しめるヘリンボーン床。
ヘリンボーン床の魅力を最大限活かすには、どのようなインテリアが良いのか調べてみました。
■床にヘリンボーンを取り入れた実例
・木目を活かしてあたたかみのある空間に
ヘリンボーン床の魅力は「高級感」や「落ち着き」だけではありません。
木の色みを活かして木目でリズムを作れば「あたたかみある空間」を作り出すことも可能です。
床続きの間取りの場合、フローリングとヘリンボーン床を組み合わせると、扉をつけずに空間の線引きができます。
・好きなカラーの壁紙と組み合わせてアーティスティックに
ヘリンボーン床だけでも、雰囲気のあるインテリアを楽しむことができますが、壁の一部を好きなカラーに塗り変えると、間取り全体が一つのアートのような空間に仕上がります。
・ヴィンテージ風なモダンスタイルに
あたたかみあるヘリンボーン床は、無機質なコンクリート壁とも相性が良く、ガレージハウス風の心安らげる個性的なインテリアに仕上がります。
部屋にグリーンを置くことで、さらにナチュラルなイメージに近づけます。
■色ごとに印象が変わるヘリンボーンの魅力
ヘリンボーン床は、素材の色によっていろいろな表情を楽しむことができます。
・明るめヘリンボーンでクラシカルな印象に
明るめのヘリンボーンは白い壁やナチュラルなインテリアによく似合います。
広い面積で使用しても重くなりすぎず、上品で華やかな印象になります。
・ライトオーク系はナチュラルであたたかみがある空間に
光の当たり具合やフローリング材の長さで、表情が変わります。
家具のデザインを選ばないので、海外にあるホテルのような空間を自在に作りだすことも可能です。
・ダーク系やレッド系は上質なワンランク上のお部屋に
ダークトーンのヘリンボーン床は、同じトーンの家具と相性が良く、落ち着きあるモダンな雰囲気のインテリアに仕上がります。
間接照明やスポットライトを組み合わせると、ワンランク上の上質な空間が誕生します。
レッド系のヘリンボーン床は、インテリアに躍動感や温かさが生まれます。
シンプルな部屋でもサマになるので、荷物を増やしたくない方にとってはおすすめです。
フローリングとは一味違う楽しみ方が味わえるヘリンボーン床。
素材や色味ごとに異なった表情があるので、部屋ごとに床材を選んで使うのも楽しむ秘訣といえます。
完成イメージに近い床材を選んでくださいね。