戸建てを改装したい!改装が向いている中古物件とは
中古の戸建てを買ってリノベーションを考える人は増加しています。中古の物件であっても改装次第で新築のようにすることができますし、自分好みの住宅を手に入れたい方にはおすすめです。そこで今回は中古戸建てを購入して改装をしたい方に向けて、改装に向いている物件選びのコツと注意点についてご紹介します。
■中古物件を改装するメリット
まずは中古物件を改装するメリットを3つご紹介します。お買い得な物件についても紹介していますので、物件選びで悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。
・コスパが良い
国土交通省が行った、平成28年度住宅市場動向調査では分譲新築の購入費用平均額は3810万円で、中古一戸建て住宅は2693万円でした。地方によって価格差はありますが、この情報を見ると中古の戸建ては新築よりも1000万円以上安く購入することができます。築20年以上の中古一戸建てであれば、ほぼ土地費用だけで購入することができる場合もあります。この差額を改装に回すことで、自分好みの住宅が安く手に入れることができます。
・自分好みの家にできる
中古一戸建ての魅力は自由に改装ができることです。
マンションの共用部分は、利用規約により思うように改装できません。しかし中古一戸建ての場合、建築基準法に適応してれば、自由に手を入れることができます。外観の雰囲気を変えることもできるので、まるで新築のように外観を変えることができるのも戸建て住宅のメリットともいえます。
・北向きの戸建ては割安
北向きの戸建てはちょっと…という方もおられるでしょうが、北向き物件にもメリットはあります。
南向きの道路に面している戸建ての場合、リビングやバルコニーは日当たりの良い道路側に設置されるのが一般的です。条件によっては、玄関を含め家の中が道路から目に入りやすくなるので、プライバシー確保や防犯対策が必要なります。
対して北向きの戸建の場合、同様にリビングやバルコニーを南側に設けても、道路から家の中が見えづらくなるというメリットがあります。さらに、北向き物件は土地が安い傾向にあり、中古一戸建ての購入費用を抑えられる可能性もあります。
■中古で戸建てを買う時の注意点
ここで中古の戸建てを購入する際の注意点を3つご紹介します。購入を検討する時はこの部分を注意してくださいね。
・築年数の確認
築年数が経過している戸建ては、その分購入費用が安くなりますが、新しい耐震基準に適していなかったり、基礎や土台など、外側からは見えない部分が傷んでいる可能性も頭に入れておかなければなりません。
つまり、中古戸建てを安く購入できたとしても、補修や補強などの工事費用が予想外に高額だったという場合もあります。物件の状態によっては、建て替えた方が結果的に安く済むこともありますので、物件の築年数には注意が必要です。
・リフォーム履歴の確認
戸建は、マンションに比べて自分でメンテナンスをする機会が多くなります。
前の住人がどのような修繕やリフォームを行っていたのかを、しっかり確認しておきましょう。前回のリフォーム内容を把握することで、次のメンテナンスの目安がつけやすくなります。
きちんとメンテナンスされていると、同じ家に長く住むことができますが、メンテナンスが不十分だと家の寿命が短くなってしまいます。
・実際に目で見て確認しよう
公開されている情報だけで物件を決めると損をすることもあります。
中古の物件を扱っているサイトを見て、「あまりこの家は良くなさそうだな」と思っても、実際に見てみると思わぬメリットに気づける場合があります。情報だけではどのような物件なのかが見えてこないので、必ず実際に内覧して決めることをおすすめします。
■注意しておきたいポイント
最後に注意しておきたい重要なポイントを2つご紹介します。
・耐震性や断熱性について
中古の一戸建ては、築年数によって耐震や断熱の補強が必要になります。
耐震基準が厳しくなったのは1981年なので、そのころに建った家はそれ以前のものに比べて強度があります。ですが耐震性は家の状態によって差がうまれます。
より強度のある物件を探しているなら、「2000年以降に建てられたもの」を目安にすると良いでしょう。耐震診断を利用して、耐震性の補強が必要かを判断するのもおすすめです。
また、築20年以上の戸建てには断熱材が使われていないことがあります。
断熱材を取り入れることで、光熱費削減や住まいの快適性がアップする可能性もあるので、古い物件の改装をするタイミングで断熱材を入れるようにしてみましょう。
・購入前に業者に相談しておこう
本当に改装に向いている物件なのか、購入前に必ず専門家を呼んでチェックしてもらいましょう。自分では分からないような部分も、専門家なら的確な診断や改修のアドバイスをしてくれます。
中古一戸建ての改装は「住宅が割安で手に入り、自分好みに変えられる」というカスタマイズの楽しさがうけて、若い世代を中心に需要が高まっています。
ですが、価格だけで判断する、築年数だけで選ぶといった探し方は、多角的な見方ができず、時に失敗につながるおそれがあります。
物件選びを失敗してしまうと、思うように改修できず不満が残る結果をまねく場合もあります。
そういった不安がある場合は、まず専門家の意見を聞いてみることをおすすめします。
アートリフォームでは改装向きの中古物件を探すお手伝いもしていますので、ぜひお気軽にお声がけくださいね。
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