リフォームブログの失敗談から学ぶ、理想的なリフォーム方法
リフォームをする際は予算だけでなく、様々な面で不安が生じます。生活を変える大きな問題なので、決める際は、リフォームブログなどを見て、勉強しているという方も多いのではないでしょうか。リフォームブログは成功談を見て、こういう風にリフォームしたいと思うことも大切ですが、実は失敗談を読むと、どういう点に気を付けたらいいのかが明確に理解できます。そこで、今回はネット上のリフォームブログの中から、参考になる失敗例をまとめてみました。
■リフォームの失敗例
一戸建ての場合と、マンションのリフォームで考えられる失敗にはどのようなものがあるのか、調査してみました。
・一戸建ての場合の失敗例
一戸建てを間取り変更する場合、部屋を配置する位置に注意しましょう。
築数年が経過した一戸建てだと断熱が不十分で、断熱工事をせずに、北側の部屋の壁にクローゼットを置いてしまうと、結露によって、カビが生えてしまうケースがあります。
また、階段の横にトイレを設置する方も多いですが、トイレのドアは基本的に外開きになっているので、階段を上り下りしているときに、ドアがぶつかってしまう可能性もあるので、危険です。実際暮らしていくうえで、予想される動線を考慮しながらリフォームしましょう。
・マンションの場合の失敗例
マンションで人気のある「間取り変更」で、多い失敗談は1室を2部屋に分けた場合、窓がなく、光が届かないので、日中の間でも真っ暗な部屋ができてしまいます。
日本の建築基準法では採光面積が定められており、窓のない部屋を作るのは法律違反になってしまうので、要注意です。どうしても、マンションを区切りたい場合、引き戸で仕切れば、一室として、採光面積が確保できるので、おすすめです。
■ブログで多かった失敗談
リフォームする主な場所である「キッチン」「お風呂」「トイレ」「壁紙」のなかから、ブログで多かった失敗談を厳選しました。今後リフォームする際の参考にしてみてください。
・キッチン
1.カウンターキッチン
キッチンにのなかにはカウンター式のものがあります。他の家にはないようなおしゃれ感はありますが、キッチンが丸見えの状態になっているので、常に清潔にしていないと衛生的にも見栄え的にも悪くなってしまいます。
洗い物なども見えてしまうので、片付けなどもストレスになってしまいがちです。カウンターキッチンを選ぶ際は、安易にデザイン性だけで判断せず、本当に自分に合ったタイプなのか、見極めましょう。
2.機能性を追求しすぎた
ショールームなどにいきなり見学にいくと、沢山の種類のキッチンを見られる反面、迷うことも多いです。
キッチンには便利な機能が沢山ありますが、後々冷静になって考えると、普段生活で使わないような機能まで追求してしまい、値段が高いものを購入して後悔することも多いです。キッチンを決める際には事前に予算や、自分に必要な機能をしっかりと絞ってから選びましょう。
・お風呂
1.大きな浴槽
足が伸ばせるタイプの大きな浴槽や広い洗い場などは皆さま、一度は憧れるのではないでしょうか。しかし、デメリットもあります。広いタイプだとお湯の熱が体に伝わりづらく、温まるまでに時間がかかってしまうのです。
おまけに掃除の手間も増えてしまうので、出費のわりに、大きな満足を得られなかったというケースもあるのです。
・トイレ
1.見栄えや機能性だけで選びがち
トイレは見栄えや機能性で選んでしまいがちですが、ウォシュレットの水の出方や水の流れ具合などは、実際に使ってみなければ分からない点があります。
座り心地なども大切になってくるので、トイレを選ぶ際はショールームに行って、実際に触れてみることをおすすめします。
2.安さだけで選んでしまった
トイレは値段の安さだけで選んでしまうと、痛い目をみます。座り心地が悪かったり、すぐ故障して流れなくなってしまったら大変です。トイレは故障すると、修理も大変なので、よく検討し、しっかりと保証や修理の際の費用を確認できるようにしましょう。
トイレには組み合わせタイプ、タンク一体型、タンクレス型によって、故障したときの費用も異なってくるそうなので、要注意です。
・壁紙
1.ホワイトに注意
壁紙の失敗例として多かったのは、暗さを解消したいという理由から、ホワイトの壁紙を選んでしまったことです。
ホワイトの壁紙は確かに開放感があって、明るい印象になりますが、汚れが付きやすく、目立ってしまいます。家事などで油ものを作っていると、どんどん汚れが付着していきますし、掃除も面倒です。
照明や日当たり、壁や床などとの相性もありますが、赤やオレンジなど暖色系のものを選ぶと、汚れにくく、雰囲気が出せます。
2.色見本に注意
壁紙を選ぶ際には色見本だけを見て、決めるのは危険です。色見本はあくまで小さい見本なので、実際の大きな壁紙とは印象が異なります。
予想以上に圧迫感を与えてしまったり、家具やインテリアとのバランスが取れなかったりと、後々後悔する可能性があるので、注意しましょう。
■失敗しないリフォームプラン
・マンションの規約を確認
マンションをリフォームする場合、管理組合への届け出と承認が必要とされている場合が多いので、まずはマンションの管理規約をしっかりと確認しておきましょう。
材質の変更ができなかったり、フローリングの遮音等級などが定められていることも多いので、事前確認は必須です。
・予算を明確に
リフォームはこだわりが深ければ深いほど、予算がかかってしまいます。こだわるあまり、他のリフォームする予定だった場所が予算足らずになってしまう可能性も考えられます。
まずは、不具合のある場所や優先順位を明確にし、あらかじめ決めた予算内でリフォームするようにしましょう。インターネットや雑誌で費用の相場やリフォーム会社、デザインのアイデアなどを集めておけば、比較的安価な値段でも理想的なリフォームはできます。
・信頼できる業者選び
リフォームが成功するか、否かはリフォーム会社選ぶにかかっています。節約のために、格安の業者に依頼したくなる気持ちもわかりますが、質の悪い材質や作業員を使っていたら、せっかくのリフォームも台無しです。安さを強調していても、工事費用や見積書を別途で請求してくる業者などもいるので要注意です。
リフォーム工事には適切な価格がありますので、相場に近い価格を提示してくれる会社、ネットでも評判の高い大手の会社を選びましょう。複数の会社に見積もりを依頼してもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。リフォームブログは普通に見ていても面白いですが、これからリフォームされる方にとってはかなり勉強になると思うので、失敗談の中から有益な情報をまとめて、理想的なリフォームができるようにしましょう。
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