カーペットからフローリングにリフォームする方法とメリット・デメリット
以前はカーペットが広く利用されていた時期もありましたが、現在はフローリングが主流です。
そのため、カーペットからフローリングへのリフォームを考える方も多いのではないでしょうか。
今回はフローリングとカーペットのメリット・デメリットをはじめ、カーペットからフローリングにリフォームする方法も併せてご紹介いたします。
■フローリングのメリット・デメリット
まずはフローリングの魅力や使い勝手について、ご紹介いたします。
・フローリングの特徴
フローリングは木が原料の床材で、「無垢」と「複合」の2種類のフローリングに分けられます。
無垢フローリングは木を切り出して一枚板に加工されているため、使用年数とともに味わい深さを増していくのが特徴です。
一方、複合フローリングは基材に化粧材を貼り合わせたフローリング材で、色やデザイン、機能性など豊富なバリエーションから選べます。
・フローリングのメリット
フローリングならではの美しい木目とやさしい香り、ナチュラルな風合いが魅力で、温かみの溢れる空間に仕上がります。
また、フローリングは強度が高く、なかでも木質の硬さが特徴のヒノキやチークなどは耐久性に優れており、傷が付きにくいのでおすすめです。
・フローリングのデメリット
フローリングは他の床材に比べてリフォーム費用が高額になりやすく、無垢フローリングは1m²あたり約1~3万円、複合フローリングは約1~2万円が相場です。
また、無垢フローリングは水分の影響を受けやすいため、こまめなお手入れとメンテナンスが求められます。
■カーペットのメリット・デメリット
次はカーペットの魅力と使い勝手について、紹介します。
・カーペットの特徴
カーペットは保温性や防音性、インテリア性に優れていることから、昭和30年以降の一般住宅を中心に採用されていました。
素材やデザインのバリエーションが多く、適度な硬さとなめらかな肌触りが特徴です。
・カーペットのメリット
厚みがあり、やさしい肌触りと温かさを感じられるため、床に直接座ったり裸足で歩いたりしても心地よいでしょう。
さらに音を吸収する効果もあるので、気になる騒音を抑えられます。
また滑りにくい素材のため、小さな子どもや高齢者のいるご家庭にもおすすめです。
・カーペットのデメリット
カーペットは水に濡れると乾くまでに時間がかかるほか、汚れたときもフローリングのように簡単には汚れを落とせません。
また、繊維の隙間にごみが絡まりやすく、それをエサにダニが繁殖しやすい点にも注意が必要です。
特に毛足が長めのカーペットは、こまめな掃除を習慣にしましょう。
■カーペットからフローリングにリフォームする方法
カーペットに染み付いた汚れやダニの繁殖が気になって、カーペットからフローリングへの変更を希望する方が増えています。
カーペットをフローリングにリフォームする方法を見ていきましょう。
・フローリングカーペットを敷く
集合住宅の規定により、フローリングの利用を制限されている場合は、既存カーペットの上に木目調のフローリングカーペットを敷くリフォームがおすすめです。
6畳ほどの部屋なら自分で行えるうえ、製品の価格もそれほど高くありません。
ただし、見た目はきれいに見えるものの、根本的にダニ対策をしたい場合などには向かないでしょう。
・リフォーム業者へ依頼する
戸建て住宅なら、カーペットをフローリングに張り替えるリフォームがおすすめです。
費用は少し高くなりますが、汚れやダニを気にせずに気持ちよく過ごせるでしょう。
なお、費用の内訳はリフォーム業者によって違うので、いくつかの業者を比較して信頼できるところを選ぶことが大切です。
フローリングとカーペットは素材のもつ特徴が異なるため、環境によって使い分けるのがおすすめです。
アートリフォームは、カーペットからフローリングへの張り替えも承っておりますので、床材に関するお悩みは、ぜひ実績豊富なアートリフォームまでご相談ください。