トイレの便座を交換する目安とは?便座にも種類があるの?
トイレの便座にも寿命があるのをご存じでしょうか?1日のうち何度も利用する場所だからこそ、清潔で快適な空間を維持したいですよね。便座の劣化に気付いたとき、また汚れが気になるときは交換をおすすめします。
今回は便座交換の目安をはじめ、便座の種類や費用についてご紹介いたします。
■トイレの便座を交換する目安とは
まずはトイレの便座交換の目安をご紹介いたします。
・便座交換の目安とは
一般的にトイレの便座の耐用年数は10年です。とはいえ使用頻度やお手入れによっては同じ便座であっても寿命が異なるので、便座そのものの状態を見て考えるほうがよいでしょう。
なお、暖房や洗浄機能付きの便座は、便座そのものに異常がなくても、電気系統が故障する可能性もあります。
・便座の劣化サイン
便座にヒビなどが入っている場合は水漏れの可能性があるため、速やかに交換しましょう。汚れが付着して黄ばみや変色が落ちない状態でも交換がおすすめです。汚れは尿石になり、ニオイの原因にもつながります。
また、暖房や洗浄機能が正常に働くかもチェックポイントです。電気系統の異常を放置すると火災の原因にもなりますので注意しましょう。
・最新型に交換したい
最新の便器は非常に高性能です。たとえば旧式のものに比べて節水技術が向上しているので、環境や家計に優しいというメリットがあります。お手入れもしやすく工夫されているため、現在の便座や便器に不満がある場合は最新型への交換を検討してみてはどうでしょうか。
■トイレの便座の種類と交換費用
続いてトイレの便座の種類や交換費用をご紹介いたします。
・トイレは大きく3タイプ
<別体型>
最もポピュラーなタイプで、便器の後ろに水を溜めるタンクが付いています。シンプルな作りで交換しやすいのがメリットです。
<一体型>
便器とタンクを合体させたタイプです。便器とタンクがつながっているので凹凸がなく、掃除がしやすいメリットがあります。
<タンクレス型>
タンクを必要としないタイプです。すっきりしたデザインでトイレのスペースが狭い場合でも設置しやすいでしょう。
・便座にも種類がある
<普通便座>
暖房や洗浄機能が付いていない、座るだけの便座です。電気を使用していないので故障リスクが少なく、電気代の節約もできます。便座の前方が途切れているU型と、円になっているO型の2種類があります。
<暖房便座>
暖房機能が付いているので寒い時期にも冷えを感じにくい便座です。電気が必要になりますが、洗浄機能付きに比べると電気代の節約ができます。
<温水洗浄便座>
暖房機能以外にお尻洗浄やビデ機能が付いた便座です。公共施設やオフィスなどでも用いられており、音消しや脱臭などさまざまな機能があります。後付け可能な交換用のタイプも販売されています。
・便座交換に必要な費用
交換費用は便座の種類によって変動しますが、相場は3~23万円です。
最新型の便座に変更する場合は費用が高くなり、場合によっては10万円以上するものもあります。トイレ本体と一緒に購入することで割引が適用される場合もあるので、便座交換を考える場合は本体もまとめて購入したほうが割安です。
・最新型便器の機能
<節水機能>
最新の便器は少ない水量でも汚れを流すことができるので、旧式に比べると年間で1万円以上の節約につながると言われています。ただしマンションでは使用できないこともあるため注意が必要です。
<自動洗浄機能>
便器を自動で洗浄し、汚れやニオイを防いでくれる機能です。便器そのものに汚れが付着しにくい加工を施しているものもあります。
<凹凸がなく掃除が簡単>
形状デザインが見直され、凹凸が少なくなったことで掃除や手入れが各段にしやすくなりました。また、無駄な部分を減らすことで、省スペースでの設置が可能です。
便座は毎日使うものなので、快適に生活するためにも早めの交換をおすすめします。
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