内窓リフォームは手ごろでおすすめのリフォーム!メリットなどをご紹介
断熱などのリフォームは基礎部分から手を付けなければならないため、工期や費用が負担になりがちです。しかし、簡単にできるリフォームもあります。それが内窓リフォームです。
今回は内窓リフォームについてご紹介いたします!
■内窓リフォームってどんなもの?
まずは内窓リフォームがどのようなものかをご紹介いたします。
・内窓とは
内窓は既存の窓の内側に新たに設置した窓のことです。二重になっているため、「二重窓」や「二重サッシ」と呼ばれることもあります。
これまでは、寒さが厳しい地域の断熱性を高めるために設置されていましたが、最近は全国的にも利用される機会が増えました。
新築住宅だけでなく、既存の引き違い戸に後付けもできます。
・複層ガラスとは別のもの
内窓とよく混同されるものに「複層ガラス」があります。内窓と複層ガラスの違いは、内窓は窓そのものが二重になっているのに対して、複層ガラスはガラスを二重に重ねたガラスを指します。
最近では3枚構造のトリプルガラスもありますよ。
・内窓リフォームにかかる費用や工期
内窓リフォームにかかる費用は、使用する窓ガラスの種類だけでなく、窓のサイズによって大きく異なります。特に衝撃に強い防犯ガラスや、断熱効果が高いハイグレードなガラスなどは高額になりやすいです。
一般的にリフォームにかかる相場は、ガラス代を含めて5~12万円程度とされています。
■内窓リフォームのメリット・デメリット
内窓リフォームをすることでどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。こちらでご紹介いたします。
・メリット
①断熱性の向上
窓ガラスが2枚になることで窓の間に空気層ができ、断熱性が向上する。高性能なハイグレードガラスでない場合でも、空気層である程度の効果が期待できる。
②防音性の向上
窓同士の間に空気層ができることで、空気層がクッションの役割りを果たして防音性が向上する。室内の気密性が向上するため、外からの音と、住宅内からの音の両方に効果が期待できる。
③結露対策
室内外で気温差が大きいと窓に結露が発生する原因になるが、窓が二重になることで気温差が大きくなることを防いでくれる。そのため、内側の窓に結露が発生しにくくなる。結露が発生するとサッシ部分にカビが発生する原因にもなるため、防カビ対策にも有効。
④防犯性能の向上
窓が二重になると窓を壊す時間が多くかかるため、窃盗などの防犯に効果がある。二重窓は見た目からも分かりやすいため、窃盗犯に防犯意識が高いと思わせることもできる。
・デメリット
①高価
通常の窓に重ねて窓を設置するため、1枚窓のリフォームよりも高くなる。特に複層ガラスはガラスの枚数が多い分、高価になりやすい。
②メンテナンスが難しい
二重になっている構造から、1枚窓に比べて掃除の手間がかかる。特にサッシ部分が増えているため、大きな窓は負担になりやすい。
③窓の開閉に手間がかかる
換気をするために2枚の窓を開ける必要があるため、手間に感じやすい。内窓の構造によっては窓に段差が発生することもある。
④設置の制約
窓の構造や位置によっては設置が制約されている。二重窓の設置に窓枠が必要になり、ない場合は新たに「ふかし枠」を設置しなければならない。
■内窓リフォームに使用するガラスの選び方
内窓リフォームで使われるガラスは大きく分けて4種類あります。
①単板ガラス
1枚のシンプルな構造のガラスです。ガラスの種類によっては日差しカットや断熱効果が期待できることもあります。
②複層ガラス
ガラスが二重になっている構造を持つガラスです。ガラス間に空気があるため、断熱や結露対策に効果があります。
③合わせガラス
二重のガラスの間に中間膜というフィルム状の防音材が入っているガラスです。ガラス強度を高めるため防犯や防音の効果があります。
④真空ガラス
二重のガラスの間が真空層になっているガラスです。断熱効果、防音効果、結露対策など豊富な効果が期待できます。
使用するガラスの種類によって内窓で得られる効果が変わります。ガラスの種類と特徴をよく比較し、どのような目的で内窓を設置したいのかに合わせて、適したガラスを選びましょう。
断熱や防音のリフォームは、住宅の基礎を触らなければリフォームができないと考えている方も、内窓リフォームなら比較的簡単にできるのでおすすめです。
アートリフォームでは内窓のご相談も承っております。リフォームをお考えの方はぜひご相談ください。