クローゼットのリフォームにはどんな種類がある?費用と一緒にご紹介します!

快適な暮らしを求めるのであれば、充実した収納が住宅には欠かせません。もし既存の収納に不満があるなら、クローゼットのリフォームを考えてみてはどうでしょうか。

今回はクローゼットのリフォームを費用相場と共ににご紹介いたします。

■クローゼットリフォームの種類

まずはクローゼットリフォームの種類を4つご紹介いたします。

・クローゼットの扉をリフォーム

クローゼットの扉には横方向にスライドさせて開閉する引き戸、折り曲がってアコーディオンのように開閉する折れ戸、一般的な扉のように手前に開く開き戸タイプの3種類があります。扉の傷みだけでなく、収納したいものや、間取りによって使い勝手を考えてリフォームする方も多くいます。

相場は8万円くらいからです。

・棚を増やすリフォーム

既存のクローゼットが縦空間にデッドスペースがある場合、棚を増設して収納を増やす方法もおすすめです。新たな棚を設置することでよりクローゼットの収納効率が上がり、今まで以上に使いやすい空間にすることができます。

棚の追加は1段ごとに1万円程度からが相場となります。

・新設する

クローゼットがない、足りない場合は新設してみてはどうでしょうか。特に衣類や雑貨類が多い場合は、ウォークインクローゼットの新設がおすすめです。クローゼットの中に入れるため、ものが選びやすくなるほか、大容量の収納も可能になります。

壁面クローゼットは10万円以上、ウォークインは20万円くらいからが相場となります。

・押し入れをクローゼットにリフォーム

リフォーム場所が和室の場合、押し入れをクローゼットに変更するリフォームが人気です。押し入れは奥行きがあるため、使い勝手が悪いと感じる方も多いかもしれません。しかし、クローゼットにすることで大きな家電やかさばるものを収納できるようになります。

費用は20万円ほどが相場です。

■クローゼットのリフォームを考えるポイント

続いて、クローゼットのリフォームを成功させるために考えておきたいポイントをご紹介いたします。

・扉の種類

扉の種類によってメリットとデメリットがありますので、見た目だけでなく部屋や収納したいものとの相性を考えましょう。

引き戸…手前に扉がこないため、邪魔にならない。しかし扉を全開にしても半分は覆われる、または壁に扉が収まる幅が必要になる。

開き戸…扉を全開にできるため、使いやすい。ただし、クローゼット前に扉を開けるだけのスペースが必要。

折れ戸…大きく開くことができるだけでなく、扉がコンパクトになる。しかし折れた扉の分があるため全開にはできない。

扉の種類によって交換する費用も異なりますので、リフォームする際は業者に相談することをおすすめします。

・湿気対策

収納スペースは湿気がこもりやすくなっています。そのため、場合によっては結露やカビが発生してしまう可能性も。クローゼットのリフォームでは通気性を意識しましょう。

たとえば調質機能があるクロスにする、換気窓を設置するなどがあります。

・奥行き

大容量の収納を作りたい場合、奥行きを大きく取ろうとしてしまいがちです。しかし、奥行きがあると奥に片づけたものが取り出しにくくなってしまいます。ウォークインクローゼットであれば、奥行きがあっても問題ありませんが、壁面クローゼットは奥行きを取り過ぎないようにしましょう。もし奥行きを取りたい場合は、奥のものを取りやすいように、スライド棚やキャスター付き引き出しを使用するなどの工夫をすることをおすすめします。

・設置場所

クローゼットを新設する場所は、風通しのよさに加えて換気がしやすいかも考慮して選びましょう。

また、外壁に面して設置する場合は、結露対策も必要です。

・予算

予算

希望のリフォームを決めたら、複数のリフォーム業者へ相談して、見積もりを作成してもらいましょう。

予算の目安が明確になり、依頼先を絞りやすくなります。

・広さ

使い勝手のよい広さは、クローゼットの種類によって異なります。

<壁面クローゼット>
ハンガーに衣類をかけた状態の幅はおよそ50cmになるので、壁面クローゼットへリフォームする場合は、55~60cmほどの奥行きがあるとよいでしょう。

厚みのある衣類を収納する場合は、70cmがおすすめです。

<ウォークインクローゼット>
広さが魅力のウォークインクローゼットも、広すぎるとデッドスペースが生まれます。
中で着替えをするならよいものの、一般的には奥行きと幅が2mほどの広さがおすすめです。

・使い勝手

おしゃれなクローゼットに憧れますが、見た目や理想を優先すると、後悔する場合もあります。

リフォームする際は、広さと見た目のバランスを考えて使い勝手のよいクローゼットを目指しましょう。

■クローゼットの種類と特徴

最後にクローゼットの種類を簡単に4種類ご紹介いたします。

・ウォークインクローゼット

部屋のように独立しており、人が歩いて入れるだけの広さがあるクローゼットです。クローゼットの中でも人気があり、衣類や電化製品など様々な物を収納できます。

・壁面クローゼット

奥行きが浅く、壁に面したクローゼットです。ハンガーレールがついているタイプが一般的で、扉を閉めると壁のようになるのでスッキリとしたお部屋になります。

・ウォークスルークローゼット

ウォークインクローゼットのように独立しており、人が歩ける広さがありますが、違いとして出入口が2か所あります。そのため、他の部屋とつなげて使用できます。

・ファミリークローゼット

家族で共有可能な大容量のクローゼットです。家族の人数が多いと大きなスペースが必要になりますが、衣類を一か所にまとめておくことができるので家事負担の軽減になります。

クローゼットなど収納の悩みは住宅で抱えやすい問題です。快適な住宅は十分な収納が必要であるといっても過言ではありません。

クローゼットのリフォームをお考えの方は、施工実績が豊富なアートリフォームにご相談ください。

■予算や理想に合わせたリフォーム事例

予算や理想に合わせたリフォーム事例

クローゼットのリフォーム事例をいくつかご紹介いたします。

・リフォーム費用を抑えたいなら

できるだけ費用を抑えて使い勝手もよくしたい場合は、以下の事例を参考にしてみてください。

<空き部屋をクローゼットに>
使用していない部屋があれば、ウォークインクローゼットへリフォームしてみましょう。
拡張工事をせずに、大容量のウォークインクローゼットが完成するので、費用を抑えられるうえ、部屋も活用できて一石二鳥です。

<クローゼットの扉をなくす>
扉は中を見えないようにするもので、取り付けが必要とは限りません。費用を抑えたいなら、あえて取り付けないのもおすすめです。

中が見える状態に抵抗を感じる場合は、インテリアを兼ねておしゃれなカーテンを設置しましょう。

カーテンは後から自分で設置できるので、さらに費用も抑えられます。

・おしゃれな空間の実現も可能

クローゼットも工夫をすれば、おしゃれな空間を演出できます。

【海外ドラマのようなクローゼット】
海外ドラマなどで、クラシカルな雰囲気が漂うクローゼットを見たことはありませんか。
収納するものに合わせて大小さまざまなスペースを設ければ、海外ドラマのような世界観を味わえます。

【小窓付きクローゼット】
クローゼットに室内窓を取り付ければ、アパレルショップのような雰囲気を演出できます。
ハンガーパイプを壁に対して垂直に設置すると、衣類の正面が見えて、自分や家族専用のショップが完成です。

壁におしゃれなクロスを張ると、より本格的に仕上がります。

■使い勝手をよくするクローゼット収納のコツ

使い勝手をよくするクローゼット収納のコツ

無造作にものを詰め込むと、どこに何を入れたかもわからなくなります。必要な際にすぐ取り出せるよう、クローゼットは計画的に収納しましょう。

・使用頻度によって分ける

クローゼットを上から三分割し、上段にあまり使わない軽いもの、中段によく使うもの、下段に重いものを収納します。

次にクローゼットを左右で二分割し、扉を開けてすぐ手が届く範囲に、最も使用頻度の高いものを収納しましょう。

ルールを決めておくと、出し入れの手間も減らせます。

・収納する前にイメージする

クローゼットに収納用品が収まるか、シミュレーションしましょう。クローゼットの内寸を測って紙に書いたら、手持ちの収納用品もサイズを測り、きちんと収まるかチェックします。

収納用品を新たに購入する場合は、通販サイトなどで寸法を確認しましょう。目測で購入すると、デッドスペースを生む原因をつくってしまいます。

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