床の間をリフォームしよう!床の間のリフォームでできることとは
日本特有ともいえる住宅にある床の間。床の間にも種類があり、リフォームをすることでより快適な住宅にすることができます。
今回は床の間のリフォームについてご紹介いたします。
■そもそも床の間とは
まずは床の間についてご説明いたします。
・床の間とは
和室にある、掛軸や壺を置くような畳ではなく木の板などで区切られた小さな空間を床の間といいます。
・床の間にも種類がある
床の間には種類があり、種類ごとにルールなどが定められています。代表的な種類は本床、壁床(別名・織部床)、蹴込床、置き床、踏み込み床、の5種類です。それぞれの特徴は下記の通りになっています。
・本床…畳から一段高い場所に化粧板がある。もっとも格式高いとされている床の間。
・壁床…奥行きはなく、廻り縁(天井と壁が接する場所に付けられた部材)の下にある柱の間に雲板を付けた床の間。
・蹴込床…本床と同じような作りだが化粧板を使わない床の間。
・置き床…移動可能な床板を置いて床の間を作る方法。
・踏み込み床…本床と似た作りだが板に段差がない。
■床の間のリフォームとは
続いて床の間のリフォームについて5点ご紹介いたします。
・収納スペースへのリフォームが人気
床の間のリフォームでもっとも人気ともいえるのが収納スペースへのリフォームです。リフォームを行わなくても物を置くことはできますが、目隠しがないため雑多な印象を与えてしまいかねません。収納へのリフォームでは扉で目隠しを付ける方法だけでなく、棚板を設置して見せる収納にする方法があります。
収納へのリフォーム相場はおよそ5万円からです。
・書斎にすることも可能
床の間はカウンターを設置するだけで小さな書斎にすることもできます。和室なので、落ち着いた場所になりそうですね。
書斎にする場合は、カウンターの設置だけなら5万円程度で済みますが、床柱の撤去をする場合は追加費用が発生します。特に耐震強化が必要な場合は10万円以上がかかることもあります。
本格的な書斎を作りたい場合は、間接照明の設置なども考えましょう。充実した書斎にする場合は30万円ほどの予算を考えておくことをおすすめします。
・現代風のアレンジ
せっかくの床の間を現代風にアレンジすれば、人気の和モダンな空間にすることもできます。和モダンな印象を持たせるには、色味と床柱が重要です。色味は落ち着いた色合いを意識し、床柱を隠す、または撤去することで古い印象をなくすことができます。カタログやネットで理想の和モダンな和室を探してみましょう。
・DIYすることは可能?
最近はDIY人気が高まっていますが、DIYをする場合は「住宅の安全性に影響を与えないこと」を意識してください。たとえば床の間を撤去する場合は柱や床、壁に影響を与えかねませんのでおすすめしません。
DIYを行う場合は、軽量なものを置くことができる棚の設置や、目隠し用のカーテンを付けるくらいの範囲にとどめておきましょう。
・床の間リフォームの注意点
床の間をリフォームしたい場合、よほどのことがない限り、緊急で行いたいという方は少ないかと思います。生活に必須の場所ではないため、キッチンやトイレといった水回りのリフォームに比べて、業者の比較をする時間も取りやすいでしょう。そのため、焦らずに理想のリフォームを考えてください。
特にリフォーム内容だけでなく、アフターサービスの有無や保証なども併せて比較しておきましょう。
■簡単リフォームで変わる床の間
手軽にできる床の間リフォームを2つご紹介いたします。
・間接照明でおしゃれな空間に
床の間をよりおしゃれな空間にしたい場合は間接照明の設置がおすすめです。間接照明を設置することでやわらかい光が床の間を照らし、癒しの空間を演出できます。人気の和モダンとの相性もいいですよ。
・棚を設置するだけで収納棚に
奥行きがある床の間は、棚を設置するだけで簡単に収納スペースになります。書斎や読書のスペースとして和室を使う場合は、本棚として活用する方法もおすすめです。棚板の高さを動かせるようにしておくと、収納効率が上がりますよ。
床の間は小さな空間ですが、活用方法は豊富にあります。せっかくのスペースをリフォームでより素敵な空間にしてみませんか?
アートリフォームは施工実績と高い満足度でお客様に納得いただいております。ぜひ床の間のリフォームはアートリフォームにご相談ください。