キッチン収納のリフォームの成功ポイントとレイアウト事例
毎日使うキッチンだからこそ、リフォームするときは徹底的にこだわって、生活感がなく使い勝手の良いキッチンにしたいと思いませんか。
今回は使い勝手の良いキッチンに欠かせない収納リフォームの成功ポイントとキッチンレイアウトの事例をご紹介いたします。
■主なキッチン収納の種類
キッチン収納には様々な種類があります。こちらでは代表的な収納の種類についてご紹介いたします。
・床下
床下を有効活用できる収納です。キッチンの見た目や使い勝手が変わらないまま収納だけを増やすことができます。
ただし、マンションなどでは施工ができないケースがあります。また、出し入れに手間がかかるというデメリットもあります。
施工費用の相場はおよそ10~20万円です。
・吊戸棚
頭上スペースを収納として有効活用することができます。吊戸棚は頭上に設置するため、使いやすい高さに調節したり頭を打たないような工夫をする必要があります。
また、耐荷重が軽いと重たいものの収納には不向きなので、取り付ける場所の下地がしっかりしていることが求められます。DIYでも設置可能ですが、DIYで設置する際は落下防止に注意を払いましょう。
施工費用の相場はおよそ10~20万円です。
・背面収納
背面に収納を設置することで調理道具などが取りやすく、家事効率が上がります。
大容量の収納を確保することも可能です。ただし、設置方法によってはキッチンの道幅が狭くなってしまいます。
施工費用の相場はおよそ20~50万円です。
■キッチン収納のリフォーム成功ポイント
キッチン収納のリフォームを成功させるには3つのポイントがあります。
・リフォームの意図や目的を明確にする
どのようなリフォームにも言えることですが、なぜそのリフォームを行いたいのか、行うことでどのように変化させたいのかをはっきりさせておくことが必要です。
「収納が足りないからとりあえず」という思いでリフォームをしてしまうと、せっかく収納が増えても大きさや耐荷重が適しておらず、収納したいキッチン用品がしまえないといった問題が起こる可能性があります。
・業者は複数から選ぶ
最初からひとつの業者に絞って見積もりを取るのはおすすめできません。複数のリフォーム業者の見積もりを比較することで、「費用は高いがこちらの方が使い勝手がよさそう」など様々な視点からリフォームについて考えることができます。
提示される見積もりを比較して、自分の求めるリフォームに合った業者を選びましょう。
・使い勝手をイメージする
キッチンの収納を増やす際に気を付けたいことが、「リフォームする場所以外のことも考える」ことです。
リフォームする場所だけに目が向いてしまいがちですが、収納が増えた分、通路の幅が狭くなるなどのデメリットが発生するケースもあります。家具や家電の配置にも気を付けておくとなお良いでしょう。
■おすすめのキッチン収納リフォームは?
先述の通り、キッチンの収納には複数の種類があります。
なかでも、おすすめのリフォームと成功させるポイントをご紹介いたします。
・背面収納で収納量を増やす
壁に沿って大容量の収納を設置すれば、必要な調理器具や食器、保存食などをまとめられるので、常にすっきりとしたキッチンを保てます。
また、設置する際はキッチン本体と色や素材を合わせることで、統一感のあるおしゃれなキッチンへ生まれ変わるでしょう。
・リフォームを成功させるには
使いやすい背面収納の選び方をご紹介いたします。
<奥行きは浅めに>
奥行きが深い製品を選ぶと、奥に片付けたものが取り出しにくくなり、結果的に使いづらく感じてしまいます。
食器を片付ける場合は、手持ちの大きなお皿が入る程度の奥行きを目安にしましょう。
<可動棚を設置する>
キッチンの背面収納には、調理器具や食器などサイズの異なるものを片付けます。
そのため、棚の高さを自由に変えられると、無駄なスペースをつくらず収納できるでしょう。
<扉の選び方に注意>
引き戸タイプの製品を選ぶと、開けるためのスペースが不要なうえ、開けたままにしていても邪魔になりません。
扉を全開にして使用したい場合は、中が見渡しやすい折れ戸タイプがおすすめです。
■キッチン全体をリフォームするのも◎
思い切ってキッチンを交換すると、キッチンそのものの収納力を高められます。
・最新のキッチンへ交換する
予算に余裕があるなら、最新のシステムキッチンに交換するのがおすすめです。上段から下段まで無駄なく使えるよう工夫されていたり、小さい力で扉を開閉できたりと、使う人に寄り添った設計が採用されています。
・リフォームを成功させるには
キッチンを交換する際のポイントをご紹介いたします。リフォームを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
<使いやすい高さを選ぶ>
キッチンは、身長を2で割った数字に5cm足した高さが使いやすいと言われています。
また、理想の製品を見つけたら、ショールームなどで実物を確認してシミュレーションをしましょう。
なお、ショールームでは、実際にリフォームした場合の状況を体感できるよう、スリッパなどを持参するのもおすすめです。
<配置にこだわる>
冷蔵庫、シンク、コンロを作業の流れに沿ってバランスよく配置すると、移動距離が短くなり、家事もスムーズに行えるでしょう。
また、Ⅰ型キッチンは移動距離が長くなるので、冷蔵庫の位置を工夫するのがポイントです。
<作業スペースは広く>
キッチンの作業スペースに余裕があると、使う食材をまとめて置けたり、作業を同時進行できたりと便利です。キッチンカウンターだけでなく、カップボードの上も作業スペースとして活用してみましょう。
■キッチン収納のレイアウト事例
キッチンのレイアウトは収納リフォームにも大きな影響を与えます。こちらでは3種類のキッチンについてご紹介いたします。
・L型キッチン
頭上から見たときにキッチンの形がL字になっているレイアウトです。
コンロ、シンク、調理台が三角形の形になっており、作業効率が良いとされています。
コーナー部分はデッドスペースになりやすいため、収納としての活用方法を考えておくと良いでしょう。また、足元の収納を食器用にすることで、家事動線に影響を与えず使い勝手の良い収納を増やすことができます。
・コの字型キッチン
頭上から見た際にコの字型になっているキッチンです。U型と呼ばれることもあります。
設置には広い場所が必要ですが、家事動線が短く、作業が効率良く行えます。
コーナー部分が使いにくいことがあり、フロアキャビネットなどを活用して収納スペースを確保する方法をおすすめします。
・アイランドキッチン
人気のアイランドキッチンは作業スペースを広く確保できます。他の形状のキッチンからアイランドキッチンにリフォームする場合、スペースが十分に取れず調理台が狭くなりやすいので配置には注意が必要です。
物が多いと散らかった印象を与えてしまいやすいので、大容量の収納が確保できる壁面収納などを活用しましょう。
キッチンにはそれぞれ特徴があるので、広さや素材と併せて向いている収納を設置することが大切です。
キッチン収納のリフォームは是非アートリフォームまでご相談ください。
■使い勝手をよくするキッチン収納のコツ
収納方法を工夫して、キッチンをより使いやすくしましょう。
具体的な収納例をご紹介いたします。
・種類別に分ける
使用頻度の高い食器やカトラリーは種類ごとにまとめて、取り出しやすい場所へ収納しましょう。使用頻度の低い調理器具やストック品などは、別の場所に保管します。
また、ほとんど使っていないものがある場合は、思い切って処分するか、デッドスペースを活用しましょう。
・ものを詰め込まない
スペースが空いていても、種類の異なるものを一緒に収納するのは避けましょう。中の様子を把握しにくくなったり取り出しにくくなったりと、収納場所を決めた意味がなくなってしまいます。
・動線を意識する
作業の順番によって、使う調理器具が異なります。そのため、収納場所は動線を意識して決めることもポイントです。
キッチンを使っていて不便に感じるなら、収納場所を見直してみてください。
・仕切りを活用する
カゴや仕切り、S字フックなどを活用すれば、無駄なスペースを生まずにすっきりと収納できます。
種類別に仕切って、使用頻度や動線に沿った順番で片付けていきましょう。
アートリフォームのキッチンリフォーム詳細はこちら
■おしゃれなアートリフォームの実例をご紹介!
【アートリフォーム実例】ワークトップのシンク両脇にリーフ柄でおしゃれな演出
【アートリフォーム実例】ナチュラルテイストで使い勝手抜群のキッチン