DIYでは対応できないキッチンリフォームとは?その理由について
北欧風やカントリー風など、DIYで自分好みのキッチンにリフォームのするのって楽しそうですよね。腕に自信がついてくると難易度の高いDIYにチャレンジしてみたくなりますが、キッチン設備のリフォームの中には資格がなければ取り扱うことができないものがあります。
今回はDIYで対応できないキッチンリフォームについてご案内いたします。
■DIYが可能なキッチンリフォームとは
まずは比較的簡単なDIYでも行えるキッチンリフォームを3種類ご紹介いたします。
・壁
DIY初心者でも取り組みやすいリフォームの場所が壁です。
面積が広いので、壁紙を貼りかえるだけで大きくキッチンの印象を変えることができます。
既存の壁紙の上から新しい壁紙を貼った場合、剥がす際に下になっていた既存の壁紙も一緒に剥がれてしまうことがあります。そのため、壁紙の接着剤選びなどには注意が必要です。
不安な場合は、最初にマスキングテープを壁に貼り、その上に両面テープを貼って接着剤の付いていない壁紙を貼ります。こうすることで「剥がしやすい壁紙」をつくることができます。
・キッチンカウンター
カラーボックスと天板を組み合わせるだけで簡単にキッチンカウンターを作ることができます。ただし、プラスチック製のカラーボックスは強度が足りないことがあるので、木製のものを選ぶのがポイント。また、キッチンカウンターは強度が足りないと非常に危険なので補強を行うことも重要です。DIYに慣れていない場合は避けた方が良いでしょう。
・収納
突っ張り棒を使えば簡単に収納を増やすことができます。突っ張り棒とS字フックを組み合わせた「ぶら下げる収納」や、突っ張り棒を何本かわたして棚を作るなど、様々なアレンジが可能です。
ただし、重たいものを収納するときは耐荷重に注意しましょう。そのまま使うことが不安な場合は、突っ張り棒の両端に耐震マットを付けて補強することで耐震性がアップします。活用してみてください。
■DIYでは対応できないキッチンリフォームとは
続いて、DIYでは対応ができないキッチンリフォームを2種類ご紹介いたします。
・ビルトインコンロの交換
ビルトインコンロとは、システムキッチンの中に組み込まれているコンロのことです。
据え置き型のテーブルコンロと違いキッチンと一体になっているので掃除がしやすく、見た目の美しい点がメリットです。
ガスコンロからガスコンロへの交換は4~18万円、ガスコンロからIHへの交換は10~25万円、IHからIHへの交換は5~20万円が相場とされています。
取付は本体とガス管を直接接続するので、交換作業は法的な資格を持った人しか行えません。DIYで交換することは絶対に避け、必ず業者に依頼してください。
・シンクの交換
表面上はシンプルに見えるシンクですが、天板のビス留めには細かい調節が必要です。仮にDIYで交換したとしても、サイズを間違えて水漏れなどのトラブルに見舞われる可能性が高くなります。
また、システムキッチンの場合は水道管やガスの工事が必要になり、有資格者でなければ法律違反になります。事故が起これば自宅だけでなく近隣にも被害が出る可能性があるので、交換はリフォーム業者に依頼しましょう。
シンクのみの交換では10~20万円が相場とされています。
ただし、設備が独立した形状のブロックキッチン(セクショナルキッチン)や、天板の下にシンクを取付けるアンダーシンクはシンクのみの交換ができないなど、キッチンタイプによって費用が高くなることがありますので注意してください。
キッチンのDIYは部分的に可能ですが、安全性などを考慮すると専門業者に依頼することがおすすめです。
アートリフォームでは数多くのキッチンリフォームを手掛けておりますので、是非お気軽にご相談ください。
■キッチンリフォームの費用相場
キッチンのリフォームをDIYではなく、業者へ依頼する場合はどれくらいの費用が必要なのでしょうか。こちらではキッチンのリフォーム費用相場をご紹介いたします。
・キッチンリフォームの費用相場
キッチンリフォームにかける費用は、50~150万円が最も多い傾向にあります。部分的な設備交換であれば50万円以下でできるので、一部だけ不具合がある場合などはもっと費用を抑えることが可能でしょう。また、小さなマンションに設置されているミニキッチンなどは、全体をリフォームする場合でも50万円以下でできることがあります。
・50~150万円でなにができる?
50~150万円では、キッチン全体のリフォームができます。ただしキッチンのグレードを上げたり壁材や床材の変更をしたりすると、予算を超えてしまうかもしれません。
また間取り変更をしたい場合、150万円以下に収めるのは難しいでしょう。
■キッチンの種類と特徴について
キッチンの種類や特徴を把握しておけば、住宅に合ったキッチンを選びやすくなりますよ。こちらで簡単にご紹介いたします。
・壁付けキッチン
キッチンが壁に向いているタイプを壁付けキッチンと呼びます。少し前までは日本の住宅で広く使われていました。壁を向くので集中して作業できるのがメリットです。コンパクトなので、キッチンスペースをあまり大きくとれない住宅でも導入しやすいでしょう。
・対面式キッチン
名前の通り、キッチンとリビング・ダイニングが向かい合うようなタイプのキッチンです。
<アイランドキッチン>
アイランドキッチンはキッチン部分が独立しており、四方が壁についていません。複数人で料理をする場合や、周囲を見渡したい方に向いています。また、見た目もおしゃれでスタイリッシュです。
<ペニンシュラキッチン>
アイランドキッチンに近いタイプがペニンシュラキッチンです。片面が壁についていますが、開放感があります。アイランドキッチンに比べると省スペースで設置できるのが特徴です。
<セパレートキッチン>
別名Ⅱ型とも呼ばれるキッチンで、シンクとコンロが分かれています。片方は壁付けに、もう片方は対面式に設置するため広い作業スペースを確保できるでしょう。複数人で料理をするのにも向いています。
<I型キッチン>
コンロ、調理台、シンクが一列になっているキッチンです。キッチン前にカウンターがあり、日本の対面式キッチンで最も多いタイプです。そのため、キッチンがごちゃついているときも手元を隠すことができますよ。
<L型キッチン>
ペニンシュラキッチンに似ているタイプですが、シンクとコンロがL字になっているキッチンです。移動がしやすいので家事動線の効率化が叶います。
■DIYでリフォーム費用を抑えよう!
キッチンは水回りなので水道管などがあるため、大がかりなDIYをするのは避けましょう。ただし、部分的なことであればできるものもあります。
・リフォーム費用に含まれるもの
キッチンリフォームの費用にはシステムキッチン本体の費用、既存キッチンの処分費用、解体費用、配管工事費用、壁や床の張り替え費用などが含まれます。とはいえ費用の多くを占めるのはシステムキッチン本体の費用です。
・リフォーム費用を抑えるコツ
キッチンのリフォーム費用を抑えたいなら、システムキッチン本体の費用を重視しましょう。機能に応じて費用が高くなるため、必要な機能を見極めることはもちろん、アウトレット品のキッチンを選ぶのもよいかもしれません。
また、キッチンの壁や収納などできる範囲のDIYでリフォーム費用を抑えることもできます。DIYをする場合は、最初にお伝えしたように簡単なものだけにしておきましょう。
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