屋根のリフォームを検討する目安とは?素材や施工方法についても解説

普段あまり気にする機会は少ないと思われる住宅の屋根。しかし、よく観察してみると、劣化や破損によってリフォームが必要な場合があります。
そのまま放置してしまうと、住宅の機能性を低下させてしまう原因になってしまいます。
そこで今回は、屋根のリフォームの素材や施工方法、リフォームを検討する目安について解説いたします。

■屋根のリフォームの施工の種類

まずは代表的な3種類の屋根リフォーム方法をご紹介いたします。

・カバー工法

カバー工法は既存の古い屋根材を剥がさずに、新たに上から新しい屋根材を張る工法のことを指します。古い屋根を取り除く作業がない分、低コストでありながら大規模な修繕を行うことが可能です。
屋根が二重になるので断熱性・遮音性を高めることができますが、湿気が溜まりやすくなっているので換気口をつけるなどの工事が必要になることがあります。
費用は一般的に50~120万円程度です。

・葺き替え

葺き替え工法は、既存の古い屋根材を剥がして新しい屋根材に張り替える工法を指します。屋根だけでなく、屋根の下にある防水シートを交換することで屋根材が長持ちするというメリットがあります。また、軽くて丈夫な屋根材を選ぶと地震が起きても倒壊のリスクを下げることができますが、リフォーム費用が高額になりやすいというデメリットもあります。
費用は一般的に70~140万円程度です。

・塗り替え

屋根材を新しくするだけでなく、コーティングをすることで屋根の性能を上げるという方法もあります。
3種類の中ではもっとも低コストで行いやすい屋根リフォームです。どんな塗料を使うかによって耐久年数や費用は変わりますが、定期的に塗りなおしを行わないといけません。また、屋根が著しく傷んでいる場合は塗り替えだけでは対応できないこともあります。
費用は安い塗料なら20万円以下からあり、高くても60万円程度です。

■屋根のリフォームで使われる素材


次に屋根のリフォームでよく使われる資材について4種類ご紹介いたします。

・スレート系

セメントが主な素材の「化粧スレート」と粘板岩を薄く毛削った「天然スレート」の2種類があります。
化粧スレートは一般家庭でよく使用されており、とても軽いため別名「軽量スレート」とも呼ばれます。化粧スレートは広く流通しているためコストを抑えやすく、耐震性や耐火性に優れている反面、防水性が低く、耐久年数も短めになっているというデメリットがあります。
一方天然スレートは重厚な見た目ですが耐久性が低く値段も高いため、歴史的な建造物などに用いられやすい屋根材です。

・金属系

トタンやステンレスといった金属でできた屋根材です。高い耐久性のものが多く、軽いので地震のときに住宅倒壊のリスクを下げることができます。ただし金属系の中でもトタン製の屋根材は安価であるかわりに、耐久性が低い点やサビやすい点あるので使用される機会が減りました。
現在はデザイン性が高く、耐久性の高いガルバリウム鋼板が主流になっていますが、屋根材としては高価な部類になります。また、金属系は断熱性と防音性が低いというデメリットがあります。

・粘土系

日本古来の瓦は粘土系に分類されます。代表的なものとして、『いぶし瓦』などが挙げられます。非常に耐久性が高く、長いものでは100年以上使用できるものもあります。
粘土で作られているので耐火性・断熱性に優れており、破損した一部分だけを修復することが可能なので、屋根リフォームを行う場合も費用が抑えられることがメリットです。
ただし、他の屋根材に比べて重量があるので自然災害による住宅倒壊や瓦が飛んでしまうといったリスクがデメリットといえます。

・セメント系

セメント系も瓦があり、『プレスセメント瓦』などがあります。
デザインが豊富でカラーバリエーションも多いため、自分好みの屋根にすることができるというメリットがあります。耐火性も高く、粘土系の日本製瓦よりも安価で手に入ります。
ただし防水性や耐震性が低いので、粘土系同様に暴風で飛んでしまう危険性もあります。
カビや苔が生えやすいので、定期的に張替える必要があります。

■屋根のリフォームを検討する目安


最後に、屋根をリフォームするタイミングを見極める3つの方法をご紹介いたします。

・チョーキングが見られる

屋根なので確認しにくいかもしれませんが、白い粉を吹いている場合「チョーキング」と呼ばれる劣化現象を起こしています。この粉は屋根の塗装が剥がれているため発生するので、放っておくとどんどん悪化し、雨漏りや腐食を起こしてしまいかねません。屋根の表面が白っぽい、触れたら粉が付いたという場合は、すぐにリフォームを考えましょう。

・コケやカビの発生

チョーキングよりも分かりやすい症状にコケやカビがあります。チョーキングを放置すると屋根表面の防水性が低下しているということなので、放置しているとコケやカビの発生に繋がります。
一部であればリフォームで傷んでいる場所だけ張り替えることができますが、全体的にカビやコケが発生している場合は全面修復をしなければなりません。

・屋根材の破損・変形

強風で飛ばされてきた物がぶつかって屋根が破損することがあります。また、耐水性の下がった屋根のままにしておくと乾燥と湿気により、変形してしまうこともあります。
屋根のトラブルは早期発見で費用を抑えることができます。
まだ耐久年数内だから大丈夫、と安心せず、定期的に確認することで住宅を長持ちさせることに繋がります。
屋根はメンテナンスをせずに放っておくとどんどん傷んでいきます。目に見えないような傷みであってもすぐに対処することで、メンテナンスやリフォームに必要な費用を抑えられる可能性があります。
もし屋根について困りごとや不安があればアートリフォームまでご相談ください。豊富な施工実績から、適切なリフォームのご提案をさせていただきます。
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■おしゃれなアートリフォームの実例をご紹介!

 

・アートリフォーム事例①

住む人の年齢に合わせたバリアフリーの空間が完成しました。お施主様が年配の方だったので、建具全般を片開きから引き戸に入れ替え、お風呂も元々2世帯用だったミニキッチンをつぶして1616にサイズアップ。手すりなどを取り付けるなど、安全に暮らせるバリアフリーな空間を重視しました。

【バリアフリーのリフォーム事例】住む人の年齢に合わせたプラン

・アートリフォーム事例②

開放的なナチュラルリビング空間が完成しました。初めに奥様がイメージ写真や雑誌の切り抜きなどを共有してくれたことで、イメージをしっかり持つことができました。キッチン後ろの棚などは奥様のこだわり。フローリングやキッチン、洗面化粧台やトイレはパナソニック製を採用するなど、統一感のあるナチュラルな空間が完成しました。

【ナチュラルなリフォーム事例】開放的なナチュラルリビング空間

・アートリフォーム事例③

かなり使い込まれていた物件。施工前写真と比較して、別の家かと思うくらい見違える変化を遂げました。まさしく某ビフォーアフター番組のような驚きです。独立していたキッチンの位置を変更し、広いLDKに間取りを変更。シックにアクセントクロスを効かせてみました。住設機器と建具、木部をブラウンで統一するなど細部まで工夫が凝らされています。

【シンプルなリフォーム事例】これぞまさしくビフォー・アフター

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