リノベーションの後悔で多いことは？失敗をさけたい方は必見です！

リノベーションとは、一言で表すと「家の性能を上げるための改修」です。工事の規模とかかる費用が大きいので、慎重に行動しなくてはなりません。

そこで今回は、リノベーションの後悔で多かったことをご紹介いたします。現在リノベーションを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

■リノベーションの後悔で多いこと【費用編】

リノベーションを進める中で、最も難しいと言われるのが費用の配分です。

費用の後悔でよくあるケースを見ていきましょう。

・諸費用が思ったよりも高かった

リノベーションは工事費用に目が向きがちですが、住宅購入費や各種税金、手数料、家具の購入費などの諸費用も忘れてはいけません。

現在住んでいる家をリノベーションするなら、仮住まいの家賃や引っ越し費用も必要です。

・予算がオーバーした

リノベーションを行う際にかかる費用は、工事の範囲や設備のグレードなどで大きく変わります。

最初は標準グレードで揃えようと思っていても、製品を見ていると気持ちが揺らぐこともあるでしょう。

リノベーションの目的は住まい性能の向上ですが、すべての希望を叶えようとすると予算をオーバーしてしまいます。優先順位をつけておけば、無理なく製品選びができるでしょう。

・予算の配分に失敗した

予算を気にするあまり、工事や製品選びが思うようにできなかった場合、実際に暮らしていくうちに不満を感じるようになるでしょう。

リノベーションは理想の暮らしを実現するために行うものなので、どこがどうなれば今より生活しやすくなるか具体的にイメージすることが大切です。改善点を軸に配分していけば、予算にメリハリがついて満足する結果を得やすくなります。

わからなくなったときは迷わずプロに相談して、最善の方法を提案してもらいましょう。

・補修する箇所が予想以上に多かった

住宅は築年数だけでなく、紫外線や水分などの影響を受けて老朽化していくため、状態に応じた補修や補強工事が必要です。

特に古い戸建ての場合、一見問題がないように思えても、下地が腐食していたりシロアリの被害が大きかったりと、思わぬ事態に見舞われることが少なくありません。そうなれば、費用の大半を補修に費やすことになり、内装や設備の選択肢が狭くなってしまうでしょう。

事前に住宅診断を受けて家の状態を把握しておくと、費用を配分するときの参考にもなります。

■リノベーションの後悔で多いこと【間取り編】

間取り変更で後悔しないよう、どのような事態が考えられるのか把握しておきましょう。

・希望の間取りにできなかった

間取りを変更したくても、構造上取り壊せない柱や壁が存在している戸建てがあります。リノベーション前提で中古の戸建てを探す場合、工法を必ず調べてください。

また、マンションの場合は、玄関やバルコニーといった共有部分を許可なくリノベーションすることは認められていません。たとえ間取り変更ができても、近隣住民とのトラブルを避けるために、大幅な間取り変更や水回りの移動もできないケースがほとんどです。

・キッチンが狭くて使いづらい

リノベーションを機に、キッチンを作業効率のよいレイアウトに変更するケースも多いです。

しかし、キッチン周辺に広いスペースがとれないと、かえって作業しにくくなるかもしれません。背面収納を設置するときも同様です。レイアウトの変更や収納を追加するときは、間取り変更も視野に入れて検討しましょう。

・収納が足りない

間取りに関する後悔で多いのが、収納の少なさです。

特に小さな子どもがいる家庭の場合、成長するにつれて荷物が増えるのを計算したうえで、収納スペースを確保しておく必要があります。

たとえ子どもがいなくても、買い足したり買い替えたりしたときに対応できるよう、大きめの収納を各所に備えておくと安心です。

・トイレが足りない

戸建てをリノベーションするなら、トイレの数を増やすのもおすすめです。

たとえば、家族の誰かが病気になったとき、同じトイレを使用すると感染するリスクが高くなりますが、複数あれば使い分けることができます。また、同居する家族が多いと、朝にトイレ渋滞が起こるかもしれません。

トイレを増やす場合は、人がよく通ったり集まったりする場所を避けると、音やにおいを気にせず快適に使えます。

・空間を広げたら冷暖房が利きにくい

リノベーションで間取りを広げて開放的なリビングや吹き抜けをつくるなら、断熱性能を高める工夫も一緒に取り入れましょう。

空間を広げた分だけ冷暖房効率が低下するので、対策をしないと暑さや寒さを感じやすくなったり光熱費がかかったりと、後悔してしまいます。

■リノベーションの後悔で多いこと【内装編】

内装に関する後悔もしっかりチェックしておきましょう。

・デザインにこだわりすぎた

戸建てリノベーションの最大のメリットは、内装を好きなデザインにできるという点です。

しかし、流行にのったものや個性的なデザインは、徐々に飽きるかもしれません。加えて、家を売るときに買い手がつくまでの時間や、相場よりも低い価格でしか売却できなくなる可能性があります。

また、内装工事は模様替えのように頻繁にできないので、どんな家具とも合わせやすいシンプルなものを選ぶのがおすすめです。

・希望のデザインにできなかった

マンションの自室に関するリノベーションにおいては、管理規約で使用する素材を制限していたり性能を指定されていたりと、思い通りできないことがあります。自室とはいえ、マンションの内装をリノベーションする際は、管理規約をよく確認しましょう。

・家具が再利用できなくなった

間取り変更に伴い、以前使っていた家具が置けなくなることもあるでしょう。これはサイズに限った話ではなく、見た目のデザインにも言えることです。

リノベーション後も使いたい家具があるときは、間取りを設計するタイミングでデザイナーにその旨を伝えておくと、予定外の廃棄が少なくなります。

・コンセントが足りない

リノベーションをする際、コンセントを増やそうと考えているかもしれませんが、コンセントは設置する数より配置場所が大切です。

たとえば、キッチンでは多くの調理家電を同時に使いますが、動線上に設置していなければ家電を移動させる手間が増えます。また、常に使うコンセント以外にも、一時的に使うためのコンセントも備えておくと安心です。

自宅で仕事をするときや掃除するときなど、日常の動作を思い出して設置場所を考えましょう。

・窓を再利用したら以前より結露が増えた

窓を再利用しても問題がないように思えますが、リノベーションにより家の断熱性能が上がると、窓にできる結露が増えかねません。

また、窓は断熱だけでなく、防音や防犯の面においても重要な役割を果たします。

リノベーションするなら、同時に窓も性能のよいものに変更しましょう。

リノベーションで後悔しないためには、ゴールを明確にしたうえで実績の多いリフォーム会社に依頼することが大切です。

アートリフォームでは、これまで数多くのリノベーションに携わってきた実績があります。担当者がご要望を細かくお伺いし、理想に合ったプランをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。