大規模リフォームは住みながら可能?メリット・デメリットをチェック
建て替えと異なり、「リフォームなら住みながら工事を進めることができる」と聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
引っ越しの手間や費用が不要になるなら、住みながら大規模リフォームを選びたいと思いますよね。
ですが「住みながら大規模リフォーム」は可能なのでしょうか?
今回は住みながら大規模リフォームを行いたい方に向けて、注意点やメリットをご紹介いたします。
■住みながら大規模リフォームは工事の規模で判断!
大規模リフォームといってもいろいろな種類があります。
どの程度の工事なら住み続けられると思いますか。
判断方法についてご案内いたします。
・間取り変更を行うか
間取り変更で水回りを移設させたい場合、移設先の状況によっては柱や梁の追加や補強など手を加えなければなりません。排給水管や電気配線の追加・変更も必要になります。
間取り変更はもっとも規模の大きい工事なので、住みながら工事を進めるのはかなり困難でしょう。
・下地を触るか
建物の築年数が20年以上経過していると、気が付かないうちに基礎が歪んで床が傾いていることもあります。
傾きが酷くなる前に床材を完全に剥がして下地を水平にする必要があり、間取り変更と同様に規模の大きなリフォームとなります。
安全面を考えると住みながら工事を進めるのはおすすめできません。
・間取り変更なしで下地を触らないリフォームなら可能
大規模リフォームで住みながら工事を進めたい場合、間取り変更をせず、下地にも触らない内容であれば可能かもしれません。
ただし荷物の移動が必要になるので、住みながら工事をしたことのある業者でなければ断られる可能性があります。
■住みながら大規模リフォームのメリット
住みながら大規模リフォームを行うことで得られるメリットはどんなものがあるのでしょうか?
・実際に工事の現場を見ることができる
自分の家が新しくなる工程を間近で見られるのでワクワクします。
工事関係者や職人に家の状態や工事の進行具合を直接尋ねられるので、安心感を得ることもできます。
何かトラブルがあった場合も、すぐに状況を確認できるのは住みながら大規模リフォームのメリットといえるでしょう。
・引っ越しの手間や費用がかからない
大規模リフォームには多額の費用が発生します。
住みながら工事ができれば、引っ越し費用や仮住まいの手配が必要なくなるので、できるだけコストを抑えたい方にとってはメリットに感じるかもしれません。
■住みながら大規模リフォームのデメリット
反対に、住みながら大規模リフォームを行うデメリットを3つご紹介します。
・ホコリが発生しやすい
まめに掃除をしていても、家には見えないホコリがたくさん溜まっています。
解体作業を始めると、さらに大量のホコリが発生するのでアレルギーや鼻炎がある方にとってはつらい環境となります。
住みながら工事を進めるにしても、解体作業中は仮住まいをした方が良いかもしれません。
・工事の音や常に他人が近くにいるストレス
最初のうちは大丈夫だと思っていても、何時間も工事の音を聞いているうちにストレスが溜まってきます。
また工事中、多くの職人や関係者が出入りするので、知らない人間が自宅にいるというのもストレスとなります。
・工事の場所によって荷物の移動が必要
着工前に大きな家具を全て片付けなければなりません。
また工事の場所にともなって荷物を移動しなければなりません。
家族の荷物が多い方にとっては、重労働で人手が必要になります。
荷物を移動させる以外にも、安心して寝られる場所の確保が必要になります。
家族の人数が多い場合、心身の負担はさらに大きくなります。
「住みながら大規模リフォームを予定していた」という方は無理に話を進めず、家族と話し合った方が良いかもしれません。
アートリフォームでは大規模リフォームを行う際、仮住まいの手配も承っております。
安心安全に大規模リフォームを行うならアートリフォームにご相談ください。