何に気を付ければいい?口コミでリフォーム会社を選ぶポイント
■口コミと同時にしておきたい業者の探し方
口コミは非常に便利なリフォーム業者探しの手段ですが、口コミだけに頼るのではなく他の手段を併用することでより良いリフォーム業者に巡り会える確率が上がります。口コミと同時に情報を得る手段を2つご紹介いたします。
・近隣や知人から情報を集める
身近に検討中のリフォームをすでに行った人がいるなら、その人から情報を集めてみましょう。実際に体験した人の口コミなのでかなり有益な情報になります。もちろん、リフォーム業者との相性もあるので、知人には良かった業者が必ずしも自分にとって良い業者であるわけではありません。しかし、匿名投稿の口コミに比べると、より具体的なことが聞けるので参考にして損はありません。
・チラシや広告も参考にしてみる
リフォーム業者によっては自社サイトを持っていないのは珍しいことではありません。
そういったリフォーム業者の情報を集めるにはチラシや新聞の広告なども参考にしてみましょう。地域密着型のリフォーム業者はサイトやネットの宣伝よりもオフラインでの集客をメインにしているところもあります。
■良い業者を見極める方法は?
口コミや情報収集の際に、良い業者を見極める判断基準として3つのポイントがあります。
・持っている資格について聞いてみよう
実はリフォーム会社は必ずしも経営に資格が必要というわけではありません。
水道、ガス、電気といったライフラインの工事は資格がなければ行えませんが、請負金額が500万円未満であれば無資格でも経営が可能です。そのため、中にはリフォームに必要な知識がないまま経営を行っている業者もいます。知識は資格の有無で判断ができます。たとえば建設業許可、建築士、建設整備士など建築関連の資格のほか、インテリアに特化したインテリアプランナーなど、依頼するリフォーム内容によってチェックしておきましょう。
・業界の団体に加盟している
日本では、リフォーム関連の団体が複数あります。国が支援しているものやNPO法人など様々です。加盟するにはそれなりの実績や技術が必要ですので、団体に加盟しているかどうかも調べておくと良いかもしれません。
一例としてご紹介すると、一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会、リノベーション住宅推進協議会、住宅リフォーム推進協議会、住宅リフォーム・紛争処理支援センターなどです。ただし優良なリフォーム業者でも、団体に加盟していないケースもありますので、悩んだ際の参考材料にしておきましょう。
・創業年数は長い方が良い?
創業年数は最低でも10年ほどある方が良いとされていますが、中には数十年職人をやって独立をした人が経営している創業年数が短いリフォーム業者も存在します。創業年数が長いとノウハウがあるので安心できるかもしれませんが、リフォームを依頼する前には施工実績を確認してリフォームの技術がどれくらいなのかを知っておくことをおすすめします。施工実績の数や傾向から、どのようなリフォームが得意なのかを知ることもできますよ。
■業者選びで気を付けたいこと
リフォーム業者選びでは、3つの点に注意しましょう。
・大手メーカーだからと信頼し過ぎない
大手メーカーは店舗数が多く有名なので口コミも集まりやすくなっています。そのため、評価が高い大手メーカーであれば無条件で安心と感じるかもしれませんが信頼し過ぎるのは避けましょう。
大手メーカーはリフォームを下請けに任せているところも多く、中間マージンが発生してリフォーム費用が高額になることもあります。また、下請け業者によっては当たりはずれがありますのでネームバリューだけで業者選びをすることはおすすめできません。
・質問をしても回答が曖昧だと要注意
口コミで参考にしておいて間違いがないのは、「質問にきちんと答えてくれるか」ということです。同業者に話をするのであれば専門用語も伝わるでしょうが、お客様に対して専門用語を使っても話が難しくなって伝わりにくくなってしまいます。質問内容への回答が分かりやすく、納得できるかは最低限必要な条件だといえるでしょう。
・新築住宅を建てるよりもリフォームの方が難しいこともある
新築住宅の建築に比べ、リフォームは簡単だと思われる方もおられるかもしれませんが、実際は反対であることも多くあります。住宅の状態を的確に把握できなければ適切なリフォームは行えません。リフォームの内容にもよりますが、自分たちが手掛けていない住宅の情報から的確なリフォームを提案するので、ノウハウや知識がなければその分、提案できる内容も減ってしまいます。多角的な視点から判断が欲しい場合は、リフォーム実績が豊富な業者を選ぶことをおすすめします。