天井のリフォームにはどんな種類がある?費用相場と併せてご紹介します
壁材や床材に比べて天井を気にする頻度は少ないかもしれませんが、ふと視界に入ったときに天井が汚れていると、かなり目につきます。そのため、天井も汚れてきたら早めにリフォームを行いましょう。
今回は、天井のリフォームについてご紹介いたしますので、リフォームの種類が気になる方はぜひ参考にしてみてください。
■見た目にかかわる天井のリフォームの種類
・天井クロスの張り替え
天井クロスの張り替えは、天井のリフォームの中で最も一般的な方法です。
低価格・短期間でリフォームができるだけでなく、色や柄などデザインの種類が豊富なため、簡単に部屋の雰囲気を変えられます。費用の相場は4~7万円です。
・塗装をする
塗装による天井のリフォームは、クロスを張り替えずに塗料を上から塗っていきます。クロスでは出せない質感が出せるので、塗料ならではの質感を楽しめるのも魅力です。また、塗る箇所を選べるため、傷や汚れがある箇所をピンポイントで塗装できます。費用の相場は4~16万円です。
・板張りをする
和室の部屋では定番の板張りの天井ですが、洋室の天井も板張りにすることで暖かな雰囲気の部屋へイメージチェンジが可能です。板張りの素材は無垢材や天然木化粧版が一般的でしたが、最近ではプリント合板のものも多く普及しています。そのため、以前に比べて手軽かつ低価格で板張りの天井へとリフォームできるようになりました。費用の相場は7~96万円です。
・天井を高くする
直天井リフォームとも呼ばれるリフォームで、部屋に開放感を与えることができます。実際の広さよりも部屋を広く感じられるだけでなく、背の高い家具や照明を設置できるメリットもあります。また、梁を見せるようなデザインにもできるため、部屋のイメージを大きく変えることも可能です。費用の相場は20~31万円です。
■天井を補強するリフォーム
・天井の補強が必要になるケース
天井に取り付けるおしゃれな照明や機器などに憧れる方は多いのではないでしょうか。ただし製品によっては20kgを超えるものもあるため、重さのあるものを取り付けたい場合は天井の補強が必要になります。取り付けたいものが決まっているのであれば、業者に取り付け工事まで一緒に依頼しておきましょう。
・天井にも耐震基準がある
天井の耐震基準は、新築の場合震度5弱~5強で天井が損傷しない程度です。既存建築物の場合は、天井が損傷した場合でも落下しないよう落下防止措置を取る必要があります。どちらの場合でも、安全性を検証したい場合は業者に依頼して確かめましょう。
・天井の補強リフォーム方法と費用
天井の補強方法には、いくつか種類があります。ここでは、代表的な3つの方法についてご紹介いたします。
<吊りボルト>
天井に吊りボルトを設置し、支持材にしっかりと結びつける方法です。吊りボルトで天井を支えることで落下を防ぎます。この方法では吊りボルトのほかに、耐震クリップや耐震ブレースが併用されることも多いのが特徴です。
<クリアランス施行>
地震が発生した際に、天井と周囲が衝突してしまわないように天井にクリアランスを設置し、天井の破損や落下を防ぎます。比較的大きな天井がある場所で施行されている方法です。
<膜天井>
膜天井は軽い・やわらかい・強いという特徴をもち、大きな天井の場合でも安全性が非常に高い構造です。厳密には耐震補強に該当しませんが、吊り材が不要なため面積や天井の高さに制限されることなく使用できる代替案として、大きな効果を発揮します。
アートリフォームでは、天井のリフォームに関するご相談も承っております。気になることがございましたらお問い合わせだけでもお気軽にお寄せください。