フルリフォームをするならここに注意!実例を交えてご紹介します

フルリフォームをするならここに注意!実例を交えてご紹介します

規模の大きなフルリフォームでは費用や工期などの負担も大きいため、必ず成功させたいですよね。失敗を防ぐためには、実例から学んで対策を考えておくことが大切です。
今回はフルリフォームの実例からどのような失敗が多いのか、またどのような対策が必要なのかをご紹介いたします。

■戸建てのフルリフォーム

まずは戸建てのフルリフォームについてご紹介いたします。

・フルリフォームの費用相場

戸建てのフルリフォームでは750~1,500万円かかるケースが多くなっています。戸建ての規模や状況によっては300万円以下で可能なこともありますが、フルリフォームをするなら最低でも予算は1,000万円ほど用意しておく方が安心でしょう。
1㎡あたり25万円前後と考えておくと良いかもしれません。ただし工事内容や規模によって差額が大きいことを忘れないでください。

・フルリフォームを考える際は築年数がポイント

フルリフォームを考える場合、築年数を参考にしてみることをおすすめします。
たとえば水回りはおよそ15年で寿命がくるため、築20年くらいの場合は水回り全体をリフォームしておく方が良いでしょう。
築40年を超えている場合は新耐震基準に該当しないため、耐震性や断熱性を向上させるための工事が必要です。耐震・断熱を向上させる場合はスケルトンリフォームが必要になるため、費用や工期もかさんできます。

・注意点

フルリフォームは費用が高くなるため、予算を抑えるためにその場しのぎのリフォームを考える方もおられます。しかし長く暮らすためには、中途半端なリフォームはおすすめできません。中途半端なリフォームだと後で問題が発生した際に追加工事が必要になり、余計に高くつくこともあります。
そのため、まとめてリフォームしてしまう方が安心でしょう。

■マンションのフルリフォーム

マンションのフルリフォーム

続いてマンションのフルリフォームについてご紹介いたします。

・フルリフォームの費用相場

マンションのフルリフォームは500万円前後が相場です。こちらも戸建て同様に、工事の内容によって差が大きくなります。
費用相場だけを見ると戸建てに比べて非常に安い印象を受けるかもしれませんが、マンションは戸建てに比べてフルリフォームの自由度が低いことなども理由です。

・注意点

マンションの構造にもよりますが、基本的にトイレの位置を大きく動かすことはできません。また、壁式構造と呼ばれる構造をしているマンションは壁が建物を支える役割を果たしているため、間取り変更ができない点にも注意しましょう。
ラーメン構造であれば、間取り変更は可能ですが、管理規約をよく確認してからリフォームを考えるようにしてください。

・低予算で行えるフルリフォーム

300万円以下の予算では水回りのフルリフォームを行う方が多くいます。グレードを下げれば、水回りだけでなく床や壁の張り替えも可能です。
ただし築40年以上の古い建物の場合、スケルトンリフォームが必要になることがあります。スケルトンリフォームは300万円ではできません。最低でも500万円以上を予算として考えておきましょう。

■スケルトンリフォームはどんなリフォーム?

スケルトンリフォームはどんなリフォーム?

・スケルトンリフォームとは

壁、床、天井を取り払い、基礎や柱だけを残した骨組みの状態から、住宅を再築する大規模なリフォームです。

リフォームの中では最も費用がかかるものの、新築に比べると1/2~1/3の費用で間取り変更や配水管の交換、断熱・耐震対策など、幅広い工事が行えます。

フルリフォームとの違いは、スケルトンリフォームが躯体(くたい)を残す工事で用いられる言葉に対し、フルリフォームはさまざまなケースで使用される点です。

具体的には、間取りを変更せずに全面的な改修・修繕するリフォームを指しますが、定義は業者によって異なります。

・スケルトンリフォームの費用相場

スケルトンリフォームの費用は、30坪の戸建ての場合1,200~1,400万円程度、建物の外側にも手を加える場合は1,700~2,000万円程度が相場です。
一方、マンションは1m²の相場が15~20万円程度で、占有部分のみのリフォームが一般的です。

また、スケルトンリフォームを行う際は、一時的に仮住まいを用意しなければならないため、引っ越し費用も予算に含めて考える必要があります。

・スケルトンリフォームの注意点

2×4(ツーバイフォー)住宅やプレハブ工法など、建物を耐力壁や耐震壁で支えている住宅の場合、工事の内容に制限がかかります。

また、マンションは管理規約によって施工可能な範囲や内容、資材などに制約があるため、事前に管理規約を確認し、管理組合にも問い合わせましょう。

■水回りはフルリフォームがおすすめ!

水回りはフルリフォームがおすすめ!

水回りのリフォームをまとめて行うべき理由についてご紹介いたします。

・フルリフォームで費用も工期も短縮

水回りは毎日使用するので、劣化する時期はほぼ同じと考えてよいでしょう。そのため、1か所ずつ手を加えるのではなく、全面的にリフォームしたほうが工期の短縮につながります。

また、製品を同時に購入することで割引を受けられる可能性もあるため、リフォーム費用も抑えられるかもしれません。

・水回りフルリフォームの費用相場

戸建ての場合、キッチン、トイレ、浴室、洗面室の4か所を合わせて150~200万円程度が相場です。一方、マンションは175~300万円程度かかります。

戸建てとマンションでは差があるものの、どちらも200万円以上を想定しておくとよいでしょう。なお、費用は製品のグレードや付帯する工事の内容によって変動します。

・水回りフルリフォームの注意点

・水回りフルリフォームの注意点

<キッチン>
キッチンのリフォームは、製品選びに注意しましょう。高さの合わないキッチンや家事動線を無視したレイアウトは使いにくく、無理を重ねると体に影響を及ぼす恐れもあります。そのため、必ずショールームで実物を確認することが重要です。
リフォーム費用は、50~100万円が相場です。

<浴室>
浴室をリフォームする場合、使用中の快適さと掃除のしやすさの両方を重視することがポイントです。

断熱性や保温性に優れた素材や、やわらかい印象の色を選ぶことで、1日の疲れも癒せるでしょう。さらに抗菌・防カビ加工が施された素材を選べば、掃除時間も短縮できます。

リフォーム費用は、50~150万円程度が相場です。

<トイレ>
トイレの床材に、フローリングや水に弱い素材を選ぶのは避けましょう。

湿気の多いトイレでは劣化しやすく、次のリフォーム時期を早めてしまいます。なお、リフォーム中はトイレが使用できません。仮設のトイレを設置するなど対策を考えておくと安心です。

リフォーム費用は、15~60万円程度が相場です。

<洗面室>
洗面台をリフォームする際は、高さに注意しましょう。合わない洗面台は体に負担がかかるだけでなく、水が腕や洗面台から床に垂れやすくなります。

また、床全面には耐水性の高いクッションフロアを採用しましょう。洗面室のコンセントは、家事や身支度をスムーズに行うためにも、多めに配置しておくこともポイントです。もし不足すると、同時に複数の家電を使用できません。

リフォーム費用は、20~50万円程度が相場です。

■フルリフォームの失敗実例と対策

フルリフォームの失敗実例と対策

最後に実例を交えてフルリフォームの失敗と対策を3つご紹介いたします。

・素材の失敗

サンプルなどで確認していても、実際にリフォームが完成するとなんだかイメージと違うという問題はよく起こります。サンプルは小さいため、広範囲に適用されると印象が異なることがあるからです。
また、おしゃれな無垢材は人気がありますが、トイレやキッチン周りに使うとシミや汚れの原因になり後悔したという意見もあります。

・こだわり過ぎた失敗

フルリフォームでこだわり抜くことは悪いことではありません。しかし、後に物件を売りたいのであれば個性的すぎるフルリフォームは避けた方がいいでしょう。買い手が付きにくいなどの問題が起こる可能性があります。
中古物件として売りたい場合は、多くの人にとって魅力的であることを意識する方がいいかもしれませんね。

・間取りの失敗

図面では良く見えていても、暮らしにくいと感じるケースもあります。たとえば部屋を広くとるために通路を狭くしすぎるなどです。快適に暮らすためには、図面だけでなく実際の広さについても検証するようにしましょう。

アートリフォームでは豊富なフルリフォームの実績から、実例もたくさんご紹介しております。フルリフォームをお考えの方はアートリフォームまでご連絡ください!
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