戸建てのフルリノベーションをするには何に気を付けるべき?
最近は新築だけでなく、中古の戸建て住宅をフルリノベーションする方法が人気になっています。フルリノベーションは中古物件でも新築住宅のようにすることができるほか、多くのメリットがあります。
ただし注意点もありますので、フルリノベーションを考えている方は一度確認してみてください。
■戸建てのフルリノベーションにかかる費用
まずは戸建てのフルリノベーションにかかる費用についてご紹介いたします。
・どんな費用がかかる?
リノベーション費用は大まかに分けて4種類です。
技術者の人件費や工賃が大半を占めており、資材や設備の費用、デザインなどの費用、諸経費の順で多くなっています。解体する場所が増えると、解体費用や廃材処分費も増えます。
・戸建てのフルリノベーションにかかった費用相場
戸建てのフルリノベーションは住宅の大きさによって費用に大きな差が出ます。
一般的には原状回復のみを行った場合は200~500万円が相場となりますが、新築同然に手を加える場合は1,000万円以上することもあります。どのような目的でリフォームするのかを明確にしておきましょう。
・戸建てのフルリノベーション坪単価費用相場
あくまでも目安ですが、戸建てにフルリノベーションを施す場合、坪単価は最低10万円からが相場になります。高ければ70万円を超えることもありますが、これは解体箇所が多く、人件費が高くついた場合や、設備のグレードを上げた場合の相場です。
また、設備の運搬費用や工事に係る人数によって人件費が変動するため、事前にリフォーム会社に確認しておくことをおすすめします。
・助成金や減税対象を利用しよう
戸建てのフルリノベーションでは助成金や減税制度を活用することで費用を抑えることができます。
有名な助成金制度には省エネリフォーム、耐震改修、バリアフリーリフォームなどが挙げられます。国や地方自治体によって条件や受付期間が異なるため、事前に調べておきましょう。
■戸建てのフルリノベーションをする際の注意点
戸建てフルリノベーションの注意点を4つご紹介いたします。
・物件の状態について確認すること
中古物件のフルリノベーションで気を付けたいのが建築制限です。フルリノベーションは自由度が高いリノベーションですが、防火地域などにある住宅や、住宅の構造によっては制限があるため、自由に変えることが難しいこともあります。
・基礎部分の状態
見た目に問題がなくても基礎部分が傷んでいて費用が大幅に上がることもあります。そのため、リノベーションの前には建築士やホームインスペクターなど専門家に調査を依頼しましょう。特に住宅を購入する予定がある場合は調べてからの購入をおすすめします。
・住宅ローンが難しい物件もある
建て替えができない再建築不可物件や、セットバックが必要な物件の場合、住宅ローンが通りにくくなります。またリノベーション自体は可能ですが、火災や老朽化による建て替えができないこともあります。
・瑕疵保険が短い
瑕疵保険は物件に欠陥があった際に保証を受けるための保険です。中古住宅の場合、瑕疵保険の期間が新築よりも短いことや、リノベーションによって対象から外れることを覚えておきましょう。
■戸建てのフルリノベーションはメリットがたくさん!
最後にフルリノベーションのメリットをご紹介いたします。
・費用が新築より抑えられる
都心部では新築物件は非常に高額です。しかし、フルリノベーションの場合、新築よりも費用を抑えることができます。新居を新築とフルリノベーションで迷っている場合は、同じような条件の物件と工事費用を比較してみましょう。
・選択肢が広がる
中古住宅をフルリノベーションする場合、新築に比べて立地がいい場所で探しやすくなります。間取りなどが条件に合わない場合も、フルリノベーションをすることで自分好みの住宅にすることが可能です。
・自由な間取り
戸建ては自由度が高いリノベーションが可能であり、間取り変更もしやすいメリットがあります。内装や間取りを変更することで、中古住宅とは思えないような物件に生まれ変わることもできますよ。
戸建てのフルリノベーションは物件選びが非常に重要です。フルリノベーションでお悩みの方はぜひ一度、アートリフォームにご相談ください!
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