建て替えVSリフォーム!費用面でお得なのはどっち?
家が古くなってくると、建て替えを考える方がいらっしゃいますが、場合によっては建て替えでなくリフォームでも十分快適な住環境を確保することができます。
今回は「建て替えvsリフォーム」というテーマで、それぞれのメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。
■建て替えとリフォームの違いについて
まずは、両者の違いについて簡単にご説明いたします。
・建て替えとは
住宅を解体し、基礎から新たに建てることを指します。なお、建て替えの可否は法律によって条件が定められているため、該当するかどうかを確認する必要があります。
・リフォームとは
住宅の基礎を残した状態で、修繕・増改築を行います。リフォームは、大きく分けて部分リフォームとスケルトンリフォームの2種類があり、部分リフォームの場合は水回りや内装、屋根、外壁など特定部分の改修が対象です。一方スケルトンリフォームは、フルリフォームとも呼ばれており、柱や梁(はり)などの骨組みを活かして全体的に工事を行います。
・費用や工期の違い
<建て替え>
建て替えの工期はリフォームより長く、4~8か月が一般的です。そのため、建築中は仮住まいを探さなければなりません。
費用は1,000~4,000万円程度が相場で、工事の規模によって変動します。
<リフォーム>
リフォームの工期は、1~4か月半が一般的です。リフォームの場合でも、内容によっては仮住まいを用意する必要があるため、注意しましょう。
費用相場は300~2,500万円程度と、こちらも内容や規模によって大きく変動します。
■建て替えのメリットとデメリット
最初に建て替えのメリットとデメリットをみていきましょう。
・建て替えのメリット
建て替えのメリットはなんといっても「自由度が高い」ところです。
既存の基礎を使用しないので間取り変更の制限がなく、欲しい設備を新たに導入することもできます。
耐震性に不安があるとしても、建て替えのタイミングで地盤改良が行えるので、以前よりも地震に強い住宅を建てることも可能です。
・建て替えのデメリット
もっとも大きなデメリットは費用が高額になるということではないでしょうか。
近年、建築基準法が改正された影響により施工コストが上がっています。
また解体時の廃棄物も多いので、処分費用や税金のことも考えなければなりません。
家をゼロから作り上げるため、仮住まいの家賃や引っ越し費用も必要になります。
■リフォームのメリットとデメリット
次にリフォームのメリットとデメリットをみていきましょう。建て替えとどのような違いがあるのでしょうか。
・リフォームのメリット
スケルトンリフォームを行ったとしても、建て替えに比べてコストを大きく抑えることができます。
また基礎を残して行なう大規模リフォームの場合、建ぺい率を気にする必要がありません。
工期は比較的短く済み、固定資産税や不動産取得税など各種税金の軽減が期待できます。
・リフォームのデメリット
基礎を利用したリフォームの場合、間取り変更のできない箇所が出てくることもあります。
ただし基礎部分に劣化が生じている場合、追加の耐久工事などでリフォーム費用が当初の予算より高額になる可能性もあります。
工事規模が大きくなると、結果的に建て替えと費用に差がなくなるということもあり得ます。
■建て替えとリフォームなら・・・
建て替え、リフォームともにメリットとデメリットがあることはお分かりいただけたでしょうか?
最後に建て替えとリフォームの違いをもとに、両者を判断する基準をご紹介します。
自分にはどちらが向いているか参考になさってみてください。
・耐震性に問題がないならリフォーム
家の耐震性は安全で快適な暮らしの維持に直結します。
建て替えとリフォームを判断する際の材料の一つとして考えてみましょう。
家の耐震性に問題がないなら、工期が短くて費用が安く済むリフォームを選んだ方が賢明かもしれません。
劣化を防ぐ加工や部分リフォームで家の快適性を確保・維持しましょう。
・建て替えとリフォームの分岐点
築年数が古くて建て替えとリフォームのどちらを選ぶかで悩んでいるなら、全ての費用が全部でいくらになるか計算し、コスト面で判断するのも一つです。
費用が2,000万円以下ならリフォーム、2,500万円以上必要なら建て替えといった具合で検討してみるのもいいかもしれません。
・築年数
築年数が20年を経過すると、建て替えもしくはリフォームを検討し始める方が増える傾向にあります。築25年未満の場合はリフォームを、築30~40年の場合は住宅の状態に合わせてどちらが適しているかを判断するのがおすすめです。
また、築年数が40年以上の場合は、建て替えを検討しましょう。ただし、場合によってはリフォームで済むこともあるため、まずは業者へ相談することをおすすめします。
・家族構成
結婚や出産、子どもの成長、親との同居などによって、ライフスタイルは大きく変わります。そのため、将来的な生活を考えて判断することも非常に重要です。今後の家族構成や計画が明確ではない場合はリフォームを、明確である場合は間取りを変更しやすい住宅に建て替えるなど、家族とよく話し合って対応しやすいほうを選びましょう。
・長く住み続けるのかも検討する
将来は子どもに引き渡し、今後も長く住み続ける予定があるなら、建て替えが賢明でしょう。反対に、将来は別の住宅へ引っ越す可能性がある場合は、手軽なリフォームで住み心地をよくするのもおすすめです。
■部分的にリフォームする際の費用相場
部分リフォームで、現在より暮らしやすくすることも可能です。こちらでは、部分リフォームをする際の費用相場についてご紹介いたします。
・キッチンリフォーム
キッチンリフォームの相場は、50~150万円程度です。キッチンのグレードやレイアウトによって少し変動するものの、全体的にリフォームする場合は、100万円程度の費用がかかります。
なお、キッチンを移設する場合は、排水管や電気配線などの追加工事も必要になるため、最低でも100万円以上かかると考えましょう。
・浴室リフォーム
浴室リフォームの相場は、50~150万円程度です。ユニットバスを交換する場合は、50~80万円程度、タイル張りの浴室からユニットバスに変更する場合は、解体費用を含めて70~100万円程度と、リフォームの内容によって異なります。
・トイレリフォーム
トイレリフォームの相場は、20~50万円程度です。洋式トイレ同士の交換は50万円以内で行えますが、和式から洋式への変更や個室を拡張するリフォームは、50万円を超えることもあります。
・洗面所リフォーム
洗面所リフォームの相場は、20~50万円程度です。スタンダードでシンプルな製品であれば、20万円弱でリフォームできることもあります。
・内装リフォーム
クロスを交換する場合の相場は、1m²あたり1,000~3,000円程度です。珪藻土(けいそうど)や漆喰(しっくい)などを選ぶと、相場は高額になります。
・外壁/屋根/外構リフォーム
外壁塗装の相場は、1坪あたり1万2,000~2万円程度、屋根塗装は100万円程度が相場です。
また、屋根の葺(ふ)き替えは100~150万円程度、外構リフォームは100万円程度の費用がかかります。
外壁や屋根は住宅の耐久性や見栄えにかかわる重要な部分のため、リフォームする際はこだわって製品を選びましょう。
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