リフォームの支払いってどうするの?支払いの種類について
リフォームを考えていると思った以上に費用が必要になってしまい、支払い方法について悩むことがあると思います。一括で現金払いのみなのか、分割でカード払いが可能なのか…支払方法によってはリフォームの内容を見直す必要があるのでは?と不安な方のために、今回はリフォームの支払い方法の種類と違いについてご説明したいと思います。
■リフォームの支払い方法について
リフォームの支払いは色々ありますが、最初に一般的な建築業界の支払い知識についてご紹介します。
・支払い時期と支払い方法は業者によって異なる
リフォームでの支払いは、基本的に工事が終わってからになります。支払いの時期や方法は業者によってそれぞれ異なりますが、少額で済むリフォームでは一括払いであったり、リフォーム前に半額を払って残りの費用をリフォーム後に払うなどのケースがあります。分割の場合も工事が完了してから払うことになるので、リフォームが完了したら問題がないかをちゃんと確認してから支払いをして下さい。
・一般的な支払い方法は銀行振り込み
費用の時期は業者によって異なりますが、支払い方法としてもっとも多いのは銀行振り込みです。まれに現金を直接払う方法もあるようですが、もし希望の払い方があるのでしたら一度業者の方に相談してみるといいでしょう。支払いについては工事請負契約書に記載されていますので、最初に確認するようにして下さい。振り込みの控えや業者からの請求書・領収書は契約書と一緒に保管しておくことをおすすめします。
■支払いの種類について
次に、どのような支払いの種類があるのかをご紹介します。ここではリフォームローンについても簡単にご説明しますので、支払い方法でローンを考えている方は参考にしてみて下さい。
・一括払い
少額のリフォームの場合、一括払いになることがあります。金額の目安として50万円以下の場合は一括払いになる可能性があるので、あらかじめ用意しておくようにしたいですね。もし一括での支払いが難しい場合は担当の方と相談すれば分割などにも応じてくれることがあります。
・分割払い
建築業界でもっとも一般的なのは分割払いです。ただし、この分割払いは毎月払っていくものではなく、契約や工事の段階に応じて支払いが発生する支払い方法です。
もし三回払いを選択した場合は契約時、工期の半ば、リフォーム完了後に支払うケースなどがあります。
・リフォームローン
リフォームローンは低金利で資金を確保できるので、他のローンに比べて審査が通りやすいというメリットがあります。返済期間が長く設定できるので、ライフプランに影響が及びにくいという点でも、リフォームローンは便利な制度と言えるでしょう。
・キャッシュレス決済
キャッシュレス決済の方法は3種類あり、クレジットカード・デビットカード、電子マネー、スマホ決済がこのキャッシュレス決済になります。キャッシュレス決済の場合、リフォームではポイント還元の対象となり、最大で5%の還元が行われます。(新築の場合は対象外になります)期間は2019年10月から2020年6月までなので、それまでにリフォームをする方には非常にお得な支払い方法です。
■支払いの際に気を付ける点
最後に、支払いでトラブルを起こさないためにも気を付けるべきポイントを3つご紹介します。
・各種書類の保管と熟読
まずは各種書類についてご紹介します。リフォームをする際に使用する契約書は主に下記の6種類になります。
- 工事請負契約書
- 工事請負約款
- 設計図面
- 工事仕様書
- 仕様書
- 工事見積書、または内訳書
リフォームは全て書類に書かれている通りに進められていきます。万が一、問題があった場合に書類がなくて対応してもらえない!という状況を回避するためにも必ず書類は保管しておきましょう。
・見積書に支払い方法が書いていない時は
書類を確認しても、支払いに関する記述がないというケースも多いようです。そういった場合は業者に連絡を入れ、支払い内容の確認を行ってください。不安な場合はどういった支払い方法なのか、書面でもらうことをおすすめします。
・施工費以外に必要な費用の確認
リフォーム工事にかかる費用は工事費用だけではありません。他にも印紙代、事務手数料、耐震診断費用など様々な費用が必要になります。どのような費用が必要なのか、見積もりをとった際に業者にあらかじめ聞いておくと良いでしょう。
リフォームの支払いに関しては工事を担当する業者に問い合わせるのが一番ですが、その時に態度や言葉が不誠実であればあまり良い業者とは言えないでしょう。自分に寄り添って親身に相談になってくれる業者は消費者視点で考えてくれますので、業者選びの基準の一つにする方法としてもおすすめです。