【お風呂リフォーム】費用相場と内訳、浴槽の種類、工期などまとめてご紹介!

【お風呂リフォーム】費用相場と内訳、浴槽の種類、工期などまとめてご紹介!

お風呂のリフォーム費用はお風呂の種類だけでなく、リフォーム内容やオプション機能などにより大きく左右されます。また、浴槽の種類によっても変動するため、事前に把握しておきましょう。
今回は、お風呂リフォームの費用相場と内訳、浴槽の種類などをご紹介します。

■お風呂リフォームの費用相場と内訳

・在来浴室とユニットバス

浴室のタイプは大きく「従来浴室」と「ユニットバス」の2種類に分かれます。
従来浴室はタイルを使用した昔ながらのお風呂で、すべてオーダーメイドで作り上げる仕様です。築年数が経つとヒビ割れたタイルのすき間から水が染み込み、水漏れや白アリの被害などのトラブルが発生します。
一方、ユニットバスは壁や床、天井、浴室などのパーツを工場で生産し、施工の際に組み立てる仕様です。つなぎ目がなく水漏れの心配もありません。また工期が短く費用も安価なため、最近では主流のお風呂です。

・お風呂リフォームの費用相場

お風呂をリフォームする際の費用相場は60~120万円が最も多く、次に100~150万円と続きます。
お風呂のリフォーム内容は同じタイプ同士の交換、異なるタイプへの交換、浴室の移動・拡張・増設など多岐にわたります。費用相場の幅が大きいのは、リフォーム内容によって費用に差があるためです。

・お風呂リフォームの費用内訳

お風呂リフォームの費用には次の項目が含まれています。

● 製品代 25~80万円
● 浴室の解体・撤去費用 3~13万円
● 仮設工事費 1~3万円
● 基礎工事費 2~7万円
● 排水・配管工事費 3~10万円
● 電気工事費 3~6万円
● ユニットバスの組み立て費用 8~10万円
● ドアや壁の補修費用 5~10万円
● 産廃処分費 2~3万円
● 諸経費や管理費 施工費用の約5~15%

冒頭でもお伝えした通り、お風呂リフォームは内容やオプション機能によって左右されるため、設備や性能にこだわるほど費用は高額になります。

・オプション機能の費用相場

オプション機能を設置するには、追加で次の費用が発生します。

● 手すり 4,000~3万円/本
● テレビ 3~14万円
● 浴室暖房乾燥機 3~40万円
● ジェットバス 15~30万円
● 追い焚き機能 2~4万円

ジェットバスや追い焚き機能をリフォーム後に設置しようとすると、大がかりな工事が発生するため、お風呂リフォームと同時の設置がおすすめです。
また、追い焚き機能や温水ガス式の浴室暖房乾燥機を設置する際は、熱源である給湯器の交換も検討しましょう。

■費用別にお風呂リフォームの一例を紹介

費用別にお風呂リフォームの一例を紹介

参考として、予算に合わせてお風呂リフォームの一例をご紹介いたします。

・50万円以下のお風呂リフォーム

部品の設置や交換、部分的な改装など、小規模なリフォームがメインです。

● 手すりの設置
● ドアの交換
● 内装の変更
● 浴槽の交換
● 給湯器の交換

なお、築10年以上が経過した住宅の場合、一部分を改装するよりも将来を見据えて全体をリフォームしたほうが割安になることもあります。

・50~100万円以下のお風呂リフォーム

ユニットバスを交換したり拡張したり、在来浴室からユニットバスへ交換したりと、お風呂の快適性を求めたリフォームができます。

● ユニットバスの改装
● 在来浴室からユニットバスへの交換
● ユニットバスのバリアフリー化

なお、ユニットバスの価格相場は中グレードが50万円ほどで、高グレードが80万円ほどですが、浴室の形状や基礎の状態によっては追加工事が必要です。

・100~200万円以下のお風呂リフォーム

機能の選択肢が増えるため、こだわりのお風呂を実現できます。

● 浴室の拡張や移動
● 浴室全体のグレードアップ
● ユニットバスと給湯器の交換

ワイドタイプの浴槽に変更したり人工大理石の浴槽を採用したりなど、用途や好みに合わせて理想を叶えましょう。

・200万円以上のお風呂リフォーム

200万円以上のお風呂リフォーム

お風呂全体の見た目と機能性を両立して、高級感のある空間へのリフォームも可能です。

● 在来浴室の改装
● 照明や音響の仕様変更
● 高級ユニットバスへの交換

200万円以上の予算では、外窓の設置や増築を伴う浴室の拡張、基礎部分の改修なども行えます。

■浴槽の素材でも費用相場は変動する

お風呂のリフォーム費用は、浴槽に使用されている素材によっても大きく変動します。

・FRP(ガラス繊維強化プラスチック)の特徴と費用相場

防水性に優れるうえに、お手入れの手間がかからない点から最も流通している素材です。各メーカーがさまざまな製品を取り扱っています。
費用相場は10~30万円と、比較的手頃な価格帯です。

・人工大理石の特徴と費用相場

アクリルなどを大理石のような見た目に加工した素材で、本物の大理石よりも耐水性に優れています。
費用はFRPに比べて少し高くなりますが、手頃な価格でありながら高級感を演出できるため、費用を抑えつつ浴槽にこだわりたい方にはおすすめです。

・ホーローの特徴と費用相場

金属にガラス加工を施した素材で、独特の光沢を放ちます。保温性に優れており、また汚れや菌に強く、掃除がしやすい点もメリットです。
FRPや人工大理石に比べると少し高くなりますが、独特の高級感により魅力的な浴槽に仕上がります。

・ヒノキの特徴と費用相場

ヒノキの特徴と費用相場

浴槽の中でも最高級といわれる素材で、安らぎを感じる香りがヒノキならではの魅力です。
最近はコーティングを施した製品も流通しており、軽く水洗いをして乾燥させればカビや黒ずみが発生しにくいため、お手入れの手間もそれほどかかりません。
費用相場は数十万~数百万と幅広く、他の素材に比べて高額です。

■お風呂リフォームの工期はどれくらい?

お風呂リフォームの工期はどれくらい?

・お風呂リフォームの工期

在来浴室からユニットバスへリフォームする場合は1週間程度、ユニットバス同士の交換なら3~4日程度かかります。リフォームの内容によって変動しますが、長くても10日前後と考えましょう。
ただし、近隣住民への説明や業者との打ち合わせなどを含めると長期にわたるため、マンションに住む場合は準備期間も含めてスケジュールを調整してください。

・リフォーム中の入浴方法を考えよう

リフォーム中はお風呂を利用できません。タオルで体を拭いたり銭湯を利用したりなど、工期に合わせて対策を考えておきましょう。
事前に業者へ簡易シャワーをリースできるかも確認しておくとよいかもしれません。

お風呂のリフォームも、実績豊富なアートリフォームにぜひお任せください。ご相談をお待ちしております。

■マンションのお風呂をリフォームする場合

マンションのお風呂をリフォームする場合

マンションのお風呂リフォームは戸建てほど自由ではありませんが、快適性を求める工事は可能です。

・お風呂リフォームの費用と工期

マンションのお風呂リフォームに多い内容と費用、工期の目安をご紹介いたします。

● ユニットバスの交換 50~150万円(4日前後)
● 在来浴室からユニットバスへの交換 65~150万円(1週間前後)
● 内装の部分的な補修 10~30万円(1~2日)
● 浴槽の交換 10~55万円(1日)
● 追い焚き機能付き給湯器への交換 35~85万円(1~7日)

マンションの場合、大規模なリフォームはできませんが、一般的な工事内容であれば問題ないでしょう。

・お風呂リフォームの注意点

マンションのお風呂をリフォームする場合は、ルールに従った計画を立てる必要があります。

<まずは管理規約の確認が必要>
マンションの管理規約には、リフォームに関する内容を細かく記載しています。
たとえば、ほとんどのマンションは共有部分の工事を禁止しており、給湯器交換の許可が下りないケースも珍しくありません。
仮に申請が通ったとしても、賃貸の場合は退去する際に原状回復が求められる可能性もあります。
前もって管理規約に目を通し、工事できる範囲と内容を把握しておきましょう。

<お風呂の移動は難しいケースも>
場合によっては「お風呂の場所を移動させたい」と考えるかもしれませんが、マンションの構造により現実化が難しいケースもあることを理解しておきましょう。
なぜなら、築年数の古いマンションは配水管を下階の天井裏に通している構造が多く、配水管の移動ができないからです。

<近隣住民への挨拶を忘れない>
お風呂のリフォームを始める前に、近隣の住民に挨拶をして周ることも大切です。
リフォームの内容や工期を細かく伝えておくと、理解を得やすくなるでしょう。
なお、リフォーム業者によっては、担当者が各部屋を訪問して説明してくれるケースもあるので、相談しておくとスムーズです。
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