【玄関ドアリフォーム】自分に合った補助金制度はどれ?
玄関ドアのリフォームに使える補助金制度は多く存在します。制度によってそれぞれ内容が異なるため、まずは自分に合った補助金制度を知ることが重要です。
今回は、玄関ドアのリフォームで使える補助金制度について詳しくご紹介いたします。
■玄関ドアリフォームで使える補助金制度は?
玄関ドアリフォームで使える7種類の補助金制度を簡単にご紹介いたします。
・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH:ゼッチ)補助金
環境省、国土交通省、経済産業省の3つが連携している省エネ支援事業です。玄関ドアをリフォームすることで断熱性が向上する場合は対象です。補助額は1戸あたり60万円で、年間の一次消費エネルギーが0になる場合に利用できます。
・断熱リフォーム支援補助金
断熱性向上を重視したガラス、窓、断熱材を使用するリフォームを行う場合が対象です。対象経費の3分の1が該当し、上限120万円までが補助されます。マンションの場合は1戸あたり15万円が上限です。
・次世代省エネ建材支援補助金
省エネ、バリアフリー、耐震性など基準を満たしたリフォームを行う場合に利用できます。ただし、玄関ドア以外にも断熱改修を行わなくてはなりません。対象工事の2分の1が該当しますが、最低40万円以上の工事を行う必要があり、最大200万円まで補助されます。
・長期優良住宅化リフォーム補助金
長期的に暮らし続けられるよう、住宅の性能を向上させるリフォームを行う場合に利用できます。上限はリフォーム費用総額の3分の1で、改修後の住宅性能によって金額が決まります。
・介護保険の住宅改修費
玄関ドアを引き戸などに取り替える場合に利用できます。同居する家族に要支援・要介護の認定を受けている人がいればいつでも申請が可能で、上限は20万円です。玄関ドアの交換のみでも利用できます。
・グリーン住宅ポイント制度
特定のリフォームを行うことでポイントが発行され、貯まったポイントでさまざまな商品と交換できる制度です。交換対象商品には家電や食料品などさまざまな種類があり、追加工事の費用として使うこともできます。
・地方自治体による補助金制度
各地方自治体によって独自の補助金制度を設けていることもあります。利用条件や内容は自治体によって異なるので、気になる方はお住まいの地方自治体にお問い合わせください。
■補助金を申請する前に知っておくべきこと
玄関ドアのリフォームで補助金制度を利用する場合は下記の3点に注意してください。
・補助金制度は併用できる?
複数の補助金制度を利用したいと考える方もおられるかもしれませんが、基本的にはできません。ただし、補助金制度によっては、工事請負契約が別になっていればそれぞれで申請できることもあります。複数の制度を利用したい場合はリフォーム業者や、補助金制度の窓口で確認しましょう。
・申請のタイミングに注意する
補助金制度を利用するには、事前申請が必要になることがほとんどです。しかし、申請できる期間がそれぞれの制度によって異なっている点に注意しましょう。制度によっては予算に達した時点で終了することもあります。また、書類申請には1か月ほどかかることもあるため、早めに申請しておきましょう。
・補助金制度に詳しい業者を選ぼう
玄関ドアのリフォームで利用できる補助金制度は多く存在するものの、リフォーム業者が補助金制度に詳しくなければ、適した制度はどれか、また利用方法などの相談もできません。そのため、玄関ドアのリフォームで補助金制度を利用したい場合は、補助金制度に詳しい業者や、補助金制度の利用経験が豊富な業者に依頼することをおすすめします。
玄関ドアのリフォームで補助金制度を利用するなら、どの補助金制度が適しているのかを見極めることが大切です。アートリフォームには補助金制度について詳しいスタッフが在籍しております。補助金制度を利用したい方は、ぜひアートリフォームにご相談ください。
■玄関ドアリフォームの費用はどれくらい?
玄関ドアをリフォームするとき、どれくらいの予算を想定する必要があるのでしょうか。
補助金制度を利用する場合は、リフォーム費用も確認しておきましょう。
・玄関ドアリフォームの費用相場
玄関ドアのリフォーム費用は、玄関ドア本体の価格と取り付け費用、既存ドアの撤去費用などが含まれ、総額では20~35万円ほどかかるでしょう。
内訳は、玄関ドア本体の価格が15~40万円程度、取り付け費用が7~10万円程度、既存ドアの撤去費用に1~3万円程度が一般的です。
なお、玄関ドア本体の価格は、デザインやグレード、機能性によって異なり、なかでもグレードが最も価格を左右します。
・リフォーム費用が高くなる場合
玄関ドアのリフォーム費用が上がる例として、ドア枠のサイズを変更する場合や全体的にリフォームする場合などが挙げられます。
リフォームの規模が大きくなるほど高くなるので、まずはリフォーム業者に見積もりを依頼しましょう。
・玄関ドアを特注する必要があることも
何らかの理由で既製品の玄関ドアが取り付けられない場合は、特注しなくてはなりません。
ドアの作成に時間がかかることに加え、費用も通常より高くなります。
また、リフォームの完成が長引く可能性もあるため、補助金制度を利用する際は計画的に進めましょう。
■住宅の印象を左右する玄関ドアの選び方
玄関ドア1つで、住宅の印象や使い勝手は大きく変わります。
ドアを選ぶポイントを知って、慎重に検討しましょう。
・玄関ドアの種類とデザイン
玄関ドアは、まず種類とデザイン性に着目しましょう。種類は大きく、開き戸と引き戸に分かれます。
ただし、種類を変える場合は間口や間取り変更を伴うケースもあるので、変更できるかどうかの確認が必要です。
また先述の通り、玄関ドアのデザイン性は住宅の印象を左右します。住宅の顔とも言われるほど重要な部分になるので、リフォームが完成したときの全体像をしっかりとイメージすることが大切です。
・玄関ドアは何色を選ぶ?
玄関ドアの色は、デザイン性に深くかかわるポイントです。
リフォームをする際は玄関ドアの色にこだわって、住宅をおしゃれに演出しましょう。
<ホワイト系>
ホワイト系の玄関ドアはどんな住宅でも相性がよく、シンプルな印象を好む方から高級感を求める方まで、幅広くおすすめです。
汚れが目立たないよう、こまめに掃除をしてきれいな見た目を保ちましょう。
<アイボリー/ベージュ系>
ナチュラルな見た目に仕上がるので、ホワイト系の外壁に合わせるとやさしく温かみのある雰囲気に包まれます。
色味が明るいため、素材によっては汚れが目立ちやすいでしょう。ホワイト系同様、メンテナンスが必要です。
<ブラック/グレー系>
雨やほこりが付いても汚れが目立ちにくいので、掃除の手間を省きたい方におすすめです。シックな色合いが落ち着いた印象を与えます。
<シルバー系>
スタイリッシュな雰囲気を好む方におすすめです。
メタリックな素材の玄関ドアを選ぶと、より洗練された魅力を発揮します。
<アクセントカラーを選ぶのも◎>
遊び心の演出に最適で、シンプルな外観に合わせるほど個性が引き立ちます。
ただし、金属製の玄関ドアにアクセントカラーを採用すると目立ちすぎるので、木製など他の素材を選びましょう。
・防犯性や断熱性も重要
玄関ドアは種類やデザイン性だけでなく、防犯性も重要です。ディンプルキーやウェーブキー、電気錠システムなど防犯性の高い鍵を採用しましょう。
また、玄関ドアの断熱性も忘れてはなりません。玄関を開けるたびに空気の入れ替えが行われるため、気温差のある時期でも対処できる製品を選びましょう。
なお、玄関の断熱性を高めるリフォームは、補助金制度の対象です。