[マンションのトイレリフォーム]スタイリッシュな空間を演出するタンクレストイレ

トイレ

タンクレストイレを使ったことはありますか？タンクレストイレは便器の後ろに貯水タンクがないので、狭いトイレを広々と使うことができます。また掃除がしやすくシンプルな見た目に人気が集まり、タンクレストイレを選ぶ人が増えています。今回は使いやすくておしゃれなタンクレストイレをご紹介いたします。

■人気のタンクレストイレとは

・仕組み

タンクレストイレの仕組みを簡単に説明すると、水道から直接便器内に水を流し、水圧で洗浄します。水道管と便器の間には水の逆流を防ぐためのバルブがついています。

タンクレストイレの誕生は1990年代初めごろにさかのぼります。発売当初は水圧の関係によりトラブルが多かったとのことですが、改良が重ねられた今ではタンクレストイレのトラブルはほぼ見かけることはありません。使い勝手が良くなったこともあり、ここ10年ほどでタンクレストイレにリフォームする人の数は急激に増加しています。

■タンクレストイレのメリットとデメリット

メリットデメリット

・メリット

タンクレストイレのメリットをご紹介いたします。

1トイレが広くなる

タンクレストイレのメリット一つめはトイレが広く使えることです。

タンク式トイレは便器付近に洗浄用の貯水タンクがあるため、壁から30㎝ほど前に張り出します。タンクレストイレの場合、便器周辺にタンクがなく、奥行、高さともにとてもコンパクトに収まります。マンションのように狭い場所でも広々としたトイレになります。

2掃除が楽

タンク式トイレの場合、便器だけでなく貯水タンクも掃除しなければなりません。貯水タンクはでこぼことしているだけでなく、壁とタンクの間にホコリが溜まりやすいため、細かい部分や床の掃除が大変です。タンクレストイレにはでこぼことした部分が少なく掃除の時間が大幅に短縮できます。

3スタイリッシュな見た目

タンク式トイレに比べると圧迫感のないスタイリッシュでモダンなトイレ空間になります。機能性もさることながら見た目も妥協しないので、販売する各社メーカーがこぞってグッドデザイン賞を獲得するほど支持を集めている今注目のトイレです。

4節水できる

タンク式トイレの場合、貯水タンクに10ℓ以上の水を溜めなければ十分な洗浄ができません。また一度水を流すと、再びタンク内に水が溜まるまで1分近く待たなければなりませんでした。タンクレストイレの場合、水道管が直結しているので半分量の水でもしっかり便器の洗浄ができ連続して洗浄することができます。

・デメリット

おしゃれで使いやすいタンクレストイレですが、デメリットもあります。

1メンテナンス費用がかかる

タンクレストイレは温水洗浄便座が便器と一体になっているため、万一故障してしまったときはトイレごと修理、交換しなければなりません。個別に交換ができるタンク式トイレに比べるとメンテナンス費用が高くつく場合があります。

2水圧が弱いと設置できない場合も…

タンク式トイレはタンクに溜まった水を手動レバーで流します。一方タンクレストイレはリモコンを使って水道から直接水を流します。そのため水道の水圧が低い場合、洗浄力が足りず詰まってしまうということも起こり得ます。マンションの上層階や一戸建て住宅の2階に設置する場合は、事前に水圧の測定をする必要があります。