【リフォーム工事の見積もり】項目から見える工事内容と業者の良し悪し
部分リフォームの場合、見積もり書の内容はとてもシンプルです。
ですが、大掛かりなリフォームになると、素人には何がどのように書かれているのかすぐに判断がつきません。
少しでも見積書の見方が分かっていると、工事内容の説明を受ける際に理解しやすくなります。今回はリフォーム工事の見積もり書の見方についてご案内いたします。
■見積もり書の項目から工事内容が分かる
まずは見積もり書にどんなことが書かれているのかをご紹介いたします。
・工事項目
どのようなリフォームを行うのかが書かれています。
・摘要
工事項目に関する詳しい工事内容について書かれています。業者によってはこの項目に建材のメーカー名や品番などが書かれています。
・数量 単位 単価
何がどれくらい必要なのかが書かれています。具体的な数が出せない場合は「一式」と書かれていることもあります。
・金額
単価と数量の合計が書かれています。
・仮設工事費
足場や養生が必要な場合は、この項目に書かれます。
・廃材処分費
撤去した資材や設備の運搬、処分にかかる費用です。
・諸経費
現場の管理費や資材の運搬に必要な費用など、直接の工事以外に必要な費用が書かれています。
・工事費用と税金の額
工事価格、消費税などの合計金額が書かれています。
■リフォーム工事見積もり書の確認すべき項目
リフォームの見積もり書は下記の項目をしっかり確認しておきましょう。
・作成年月日
見積もり書の内容に納得がいかない場合は修正を依頼することがあります。以前の見積もり書と間違えないように作成年月日が合っているか確認が必要です。
・押印
押印や署名がない場合、正式な見積書ではない可能性があります。後のトラブルを回避するためにも、押印があるか確認しましょう。
・商品名と型番
使用する建材や設備を指定している場合は、必ず指定したものと間違いがないか確認しましょう。品番が書かれていると自分で価格などを調べることができます。
・単価
単価が漏れていないかも重要です。高額な費用になっている場合は単価ミスがないかなどを業者に確認してください。
・数量
施工する面積や必要な建材の量、施工時間が適切かを確認しましょう。おかしいと思ったらすぐに担当に確認し、数字の根拠を尋ねてください。
・諸経費の割合
諸経費は管理費などと記載されている場合があり、何にいくら発生しているのかが判断しにくい項目です。諸経費は一般的に工事費用全体の10~15%くらいになることが望ましいですが、諸経費が高いからといって悪い業者というわけではありません。諸経費に疑問を感じた場合は、なぜこの金額になったのかを聞いておきましょう。
・合計金額
複数回、見積もり書を出していると金額が以前のままということがあります。合計金額が変更されているかきちんと確認してください。
・有効期限
見積もり書は有効期限のあるものが多くなっています。有効期限が過ぎると金額が変わることもあるので、期限までに判断できるようにしておきましょう。ただし有効期限が短すぎる業者や、返事を急かす業者は悪徳である可能性が高いので注意してください。
■リフォーム工事の見積もり書を見るときのポイント
最後に見積もり書でリフォーム業者を決める際は何に注意すべきか、3つご紹介いたします。
・合計額で判断しない
見積書の合計額だけで判断することはおすすめしません。取り扱う設備のグレードや対応している工事の範囲を確認して決めるようにしてください。すべての金額の根拠が分かれば、リフォーム費用について納得できることも多くあります。
・分からないことはすべて質問する
見積もり書には専門用語が使われていることもあります。よく分からない内容や、疑問があればあらかじめ担当者に確認とりましょう。追加費用の有無なども確認しておくと安心です。
・業者の良し悪しは見積もり書からうかがえる
見積もり書で重要なことは、「工事の内容がきちんと分かるように書かれているか」です。
場合によって「一式」など、曖昧な表記しかできないこともありますが、あまりに多用されていて詳細が分かりにくいようなら良い見積もり書といえません。商品名の記載がない場合も、質問して確認をとるようにしてください。
見積もり書はリフォームにおいて重要な書類です。後悔しないためにも、どのような項目をチェックすべきか覚えておきましょう。
アートリフォームでは、お客様に分かりやすい説明を心がけております。リフォームしたいけれど不安があるという方は、アートリフォームまでご相談ください。