在宅勤務における仕事環境の重要性!メリハリのつく空間づくりとは
実際に在宅勤務をしてみて、多くの方が「メリハリがつけにくい」と感じているようです。
基本的に家はリラックスする場であり、娯楽や趣味の道具といった誘惑アイテムが揃っています。慣れ親しんだ環境の中では、緊張感を維持して仕事に集中するのは難しいでしょう。
在宅勤務は、いかに仕事に集中できる環境に整えるかが重要になります。
今回は在宅勤務における仕事環境の整え方についてお話いたします。
■在宅勤務での作業環境を整えるための必須アイテム
まずは在宅勤務で必ず必要になるアイテムを確認しましょう。
作業しやすい環境に整えるためには、何をどこに置くのかが重要です。
・ネット環境
ネット環境は有線と無線でレイアウトがかなり変わってきます。有線はPCとケーブルを繋がなくてはならないので、無線に比べて配置できる場所の自由度が低くなります。
・ディスプレイ
恐らく作業用のPCにノートパソコンを使っているという方も多いかと思います。ノートパソコンはディスプレイが小さいので、快適な作業環境を求めるなら外付けディスプレイの利用をおすすめします。外付けディスプレイは画面が大きくて確認しやすくなるほか、ノートパソコンと併用すれば利便性が高まります。
・デスク
作業に欠かせないのはPCと周辺機器だけではありません。デスクも非常に重要です。
在宅勤務用のデスクを置くだけで、手軽に仕事専用スペースを作ることができます。資料などを広げる場合はある程度の大きさが必要ですが、あまり大きいものを選ぶと不用意なものを置いて気が散ってしまうので注意が必要です。
・便利グッズ
ほかにも在宅勤務を快適にしてくれる便利なアイテムがたくさんあります。
ノイズキャンセリング機能のついたイヤフォンやヘッドフォンは雑音を遮断してくれるので、オンラインミーティングなどが快適になります。
また、クッションや椅子を工夫することで体への負担を軽減することができます。
■在宅勤務における仕事環境の重要性
在宅勤務で仕事をはかどらせるためには、周辺の環境づくりが非常に重要なカギとなります。
・環境心理学って知っていますか?
環境心理学では、「周囲の環境が人の考えや行動に与える影響」を研究します。
よく耳にする「赤い色は人を興奮させやすくする」「自然が多い場所はリラックスできる」なども環境心理学によるものです。環境には視界に入るもの以外に、触れるものなども含まれます。
・在宅勤務で仕事に集中しやすい環境をつくろう
環境心理学では「仕事をはかどらせるためには3つの要因を意識することが大切」と考えます。
<音>
人間は周囲の音に反応してしまうので、人の話し声がすると会話の方に意識が向かいします。そのため、テレビなどをつけると会話が気になって仕事に集中できなくなります。
しかし、無音になるとかえって不自然さを感じて落ち着かない心理状態になってしまいます。仕事に集中するには、自然の静かな音が聞こえる環境がベストです。たとえば小川の流れる音、葉擦れの音、小鳥のさえずりなどがおすすめです。
<光(照明)>
寒色系の照明は注意力の向上、暖色系は創造力や人間関係の向上に効果的です。
モニターに反射しない程度の自然光を浴びながら仕事をすることで、気分が明るくなり仕事のパフォーマンスも良くなるといわれています。
<目に入る物体>
視界に入るものが少ないと気が散りにくくなりますが、あまりに殺風景だと無意識のうちに心理的負担が増えてしまいます。程よく集中できる環境には、ある程度の視界的複雑さが必要です。
写真などをたくさん飾るのは良くありませんが、1~2枚であれば問題ありません。お気に入りのインテリアや雑貨をデスク周りに1つだけ配置するのはおすすめです。
・仕事環境に自然を取り入れると創造力がアップ
自然には創造力を高めてくれる力があります。木目のある天然素材の作業用デスクを使ったり、周囲に観葉植物を置いたりするだけで仕事がはかどるともいわれています。
緑には疲れを癒す効果があるので、疲れたときに観葉植物を眺めると適度にリフレッシュできるようになります。
■在宅勤務でメリハリをつけるなら環境の刷新も視野に入れよう
在宅勤務でなかなかメリハリがつけられない場合は、環境を改善すると効果があるかもしれません。
・在宅勤務は仕事環境としてメリハリがつきにくい
セイコーホールディングス株式会社が調査した、時間に対する意識をまとめた「セイコー時間白書2020」によると、「在宅勤務はオンとオフのメリハリがつけにくい」「常に時間に追われている感覚がある」と回答した人は7割以上にも上りました。
在宅勤務はオンオフを同じ空間で過ごすため、気分が切り替わりにくいと感じる方が多いようです。
・在宅勤務でメリハリをつけるポイント3つ
<オンタイムとオフタイムのスペースを区切る>
まずは仕事をする場所の見直しを行いましょう。
リラックスする場所と活動する場所を同じにしてしまうと、非常に意識が切り替わりにくくなってしまいます。作業スペースを設置する場合は、仕切りを利用するなど空間を分ける工夫をしましょう。
<家具の配置を変えて視線をコントロールする>
リビングなどに作業スペースを設置する場合、テレビなど意識が散漫する原因となるものを視界に入れない工夫が必要です。たとえばテレビに背を向ける、パーテーションを導入して視界を遮るという方法を考えてみましょう。
<インテリアのプロに相談する>
「工夫をしたけどダメだった」というときは、リフォームのプロの手を借りてみませんか。
個室の増設など作業に集中しやすい環境づくりを依頼することができます。
アートリフォームにはインテリアコーディネーターが在籍しているので、使い勝手が良く集中しやすいお部屋づくりのご提案ができます。
在宅勤務の環境づくりにお悩みの方は是非アートリフォームまでご相談ください。