2021.10.14

『2021BEST PRACTICE AWARD 改革部門』人事室

2021年7月19日に開催されたArtサミッツにて、第1回ベストプラクティス賞の表彰が行われました。第1回ベストプラクティス「改革部門」を受賞した、人事・広報室にインタビューを行いました。


「自分の仕事の答え合わせができました」


―この度は、ベストプラクティス「改革部門」の受賞おめでとうございます!第1回目の受賞ということで、まずは受賞した時の率直なお気持ちをお聞かせください。

T.N:メンバーの成し遂げた実績には自信があったので、絶対に受賞すると決めて資料作成からプレゼンまで行いました。受賞が確定したときは名誉で嬉しいという気持ちもありましたが、ホッとした気持ちのほうが大きかったです。

M.K:嬉しかったです!専門部署が唯一受賞できるのがこの賞だったので、取るぞという気持ちがありましたし、取れるはずとも思っていました。全社に働きかけた取り組みだったので、改めて賞として受賞できたことが嬉しかったです。

N.N:受賞をきっかけに自分のやってきた2年間は間違いではなかったと思うことができました。試行錯誤して採用を行っても、その採用が成功できたのかどうかは数年先になってやっとその方の活躍話を聞いた時に得られるものだと思っています。入社してからこれまでひたすら自走自考でやってきましたが、自分の裁量でできる分、自分の行動の答え合わせをしたいと思っていました。採用は短期で結果が出ないからこそ強く感じていたので、やってきたことが形として全社にて表彰されたことは嬉しかったです。また、受賞した時に人事室に一体感が生まれたことも良かったです!人事室は個々で仕事をする傾向があったので、一緒に採用に取り組んで受賞に繋がったこと、その連絡を受けた際に皆が喜んでいるのを見てチームを感じ嬉しい気持ちになりました。

 

―ベストプラクティス賞は今年初めての試みでしたが、導入されたときどう感じましたか?

T.N:数字以外の実績や、営業部以外の部署にスポットを当てるということは絶対に必要だと思っていました。当初は2020年7月に導入予定でしたが、突然のコロナ禍で会社存続の優先順位が高まったので導入は遅れましたが、やるからには成功させたいという思いがありました。

M.K:インターンシップの内容にベストプラクティス表彰の内容を取り入れていたので、導入することは聞いていましたが、正直最初は自分事ではなく、人事室が表彰対象という認識自体ありませんでした。改革部門で自分たちが対象となりより前向きに取り組みました。

N.N:入社した頃から本社で色々なことを考えてくださっているのを見ていましたが、それが現場に伝わっていないのでもったいないと感じていました。今回の表彰で専門部署が対象になったことが嬉しかったですし、本社が発信した内容を社内の皆さんが前向きに捉えている姿を見ることができたことも嬉しかったです。

 


「チームとしても人としても成長できました」


―受賞したことで仕事に対する意識の変化はありましたか?

M.K:意識面での変化はなかったですが、自信には繋がりました。これまでは中途入社の立場のため、会社や皆さんを知って理解していく過程で気を遣いすぎて壁を感じてしまっていることもありました。営業の皆さんに依頼や相談があっても恐る恐る訪問していることもあったのですが、受賞したことで自信を持って各支店に訪問できるようになったのは変化かもしれません。アートリフォームの人を知っていくことも、私のことを知ってもらうことにも時間がかかった実感があったのでより嬉しさがありました。

N.N:自分の仕事のスタンスに変化はありました。今の私のスタンスは「自責の念を持つこと」ですが、入社当社は自分の仕事に自信を持っていたこともあり、私の一方通行なこともありました。ただ、この数年で営業の責任者の方と話す機会がたくさんあり、その中で皆さんが本当にメンバーのことを考えていることが伝わり、自分の考え方は狭かったな、間違っていたなと気づくことができました。そこからは皆さんに相談しながら話をするように変わりました。

M.K:入社してからのこの数年間は本当に濃い時間だったなと思います。この年齢で人事にチャレンジさせてもらい、手探りで色々なことを取り入れて型を作ってきました。他の人事メンバーも同様です。人事メンバーは戦友のようだなと感じているのですが、チームとしても人としても成長できたなと感じています。

 

 

―仕事をする上でのモチベーションはありますか?

M.K:採用した新卒と食事に行って成長を聞くことです。また、アンケートでお客様から評価してもらっているのを見かけたり、活躍している話を聞くこともモチベーションになっています。

N.N:私も入社した人がどう活躍しているのかを知ることはモチベーションになります。リフォームアドバイザーの仕事は難しいと思いますが、採用したときは頼りなかった子が後輩にアドバイスしているのを見ると1年間の成長の凄さを実感すると共に嬉しさも感じます。また、最近は自分のやったことで会社が動くことも楽しいです。本部の人間として会社に携わる機会が増えたことも嬉しいですね。

T.N:仕事をしていて嬉しくなるのは採用したメンバーが活躍する姿を見ることです。新卒出身の支店長が現れ出し、活躍している姿をみるのは本当に嬉しいです。モチベーションという観点でいくと、仕事のモチベーションにパフォーマンスが左右されることが許される年齢でもないので、モチベーションは一定に保つことを意識しています。

 


「会社のミッション・ビジョンの達成のために行動した結果」


―今回受賞した採用活動の背景を教えてください。

M.K:今回の取組みは、採用の成功を目指す中でマーケットの変化に合わせて自然と対応を考えやってきたことです。昨年の3月末頃に某大学でクラスターが発生したことから急遽採用のオンライン化を決断し、状況に合わせてどんどん変更を加えていきました。急な変更が多かったのですが、良いと思ったことに対しての会社の決断が非常に早かったのが印象的でもあり、嬉しさもありました。そういった経緯があったからこその結果でもあると思います。

N.N:決断の早さでいくと、今回年間休日が増えたことも動きが早かったのが印象的です。提案してすぐに経営層が理解を示してくださったことも、それがきっかけで会社が変わることも嬉しかったですね。現場の方にも採用に関わって頂く機会が増えましたが、「採用って難しいですね」と共感の声が増えたことも嬉しいです。

T.N:今回の内容は、良い人を採用したいという想いから取り組んだ結果です。会社のミッション・ビジョンを達成するために、2030年に支店長になれるような人材を採用していきたいと考えていますが、最短でも支店長になるまで7年ほどかかります。今優秀な人材を確保しにいかないと間に合わないので、その為にマーケットや社会情勢に合わせてこれまで臨機応変に対応してきたことが自然に結果としてついてきた印象です。

M.K:入社した当時は何をすべきかわからず、まずは自分が新卒で採用されたときのことを思い返し取り組んできました。これまでがむしゃらに取り組んできましたが、ようやく最近になってやりがいを感じることができるようになってきたと思います。また、自分が採用したメンバーが将来のことを語っていたり、支店長が次世代のことを語っていたり、会社のいろんな課題が見えてきて、私も自分事として会社の10年先を考えることができるようになりました。最初は自分のことで精一杯でしたが、採用した子が活躍できる、続けていける会社を作っていきたいという想いで取り組んできた結果だと思います。

 


「誰もが知る会社にする」


―現在感じている課題はありますか?

N.N:会社のブランディングです。採用に関わる中で、アートリフォームの知名度をもっと高めていく必要性を感じていますし、社員の皆さんや新しく入ってくるメンバーのためにもより知名度を高めていきたいと思っています。

個人の課題としては、色々な部署の採用に関わらせて頂く中で営業・施工管理・プランナー・経理・総務など他部署の知識が追い付いていないことです。非常に課題感を感じているので、これから知識を身に着けていきたいです。また、会社全体でコミュニケーションを深めていくような機会を作っていく必要性も感じています。

M.K:採用している中で、学生の価値観が非常に幅広いので、学生個々の価値観を受け入れていくことに課題を感じています。自分とあまりにも価値観の違う人もいる中で、そういう人にどういう話をすれば良いのかなと日々手探りで考えながら取り組んでいます。また、マネジメントに立つメンバーの採用や育成も課題に感じています。マネジメントできる人の採用や育成にも力を入れていきたいです。

T.N:知名度不足です。ブランド認知がまだまだ弱いと感じています。また、福利厚生面でも大手と比較すると負けている部分がたくさんあることにも課題を感じています。また、個人的には法的な知識などまだまだ知識不足を感じています。知見を広げて根拠のある運営をしていきたいです。

 

 

―今後のビジョンや目標はありますか?

M.Kアートリフォームが求人を出したら、多くの人に「この会社を受けたい!」と思ってもらえるような会社にしていくことです。その為にできることはどんどん取り組んでいきたいです。

T.N:社員の皆さんのご両親やご家族に応援してもらえるような会社にしていきたいですし、世の中を変えていけるような会社にもしていきたいです。そのために、10年以内にアートリフォームを「誰もが知る会社にすること」「就職市場においても業界を越えた人気企業となること」「名実兼ね備えた良い会社に成長させること」この3つが目標です。

 


<PROFILE>

T.N:2011 年にアートリフォームへ中途入社。前職は人材広告会社に勤務し、社長の人柄に惹かれアートリフォームへ転職。現在は室長として人事室を取りまとめつつ、会社の運営にも携わっている。

M.K:2019年にアートリフォームへ中途入社。前職は人材会社にて医療領域に特化した転職支援に従事。現在は新卒採用担当の責任者として企画や運営全般を担っている。

N.N:2019 年にアートリフォームへ中途入社。前職はM.Kと同じ企業にて同期として勤務。現在は中途採用の責任者として市場調査や面接など採用全般を担っている。

※掲載内容・所属は取材当時(2021年)の情報となります