目指していたのはホテルライクではなく、本物のホテル。床や壁、建具など、本物を使ってほしいとお願いしました

まずは、リフォームされたきっかけを教えてください。

もともと東京に住んでいて、結婚するタイミングで家もほしいなと実家の近くでマンションを探し始めました。自分たちの思うような空間にしたいという思いが最初からあったので、リフォームすることは前提で探してましたね。神戸、西宮、芦屋、いろいろ探して見つけたのがここ。近くに学校があって、子供も多いですし、子育てするのにいいところだなと購入することに決めました。

アートリフォームはどのような経緯で知っていただきましたか？

不動産会社さんから紹介していただいたのがアートリフォームさんでした。最初にお会いした時から親身に話を聞いてくださってとても丁寧な印象でした。たくさん要望をお伝えしたのですが、嫌な顔ひとつせず対応してくださいましたし、要望をそのまま採用するのではなく、プロの知見もプラスしてバランスよく提案してくださる感じが信頼できました。

どんな空間にリフォームしたいと営業担当やプランナーに伝えられましたか？

「ホテルライク」というコンセプトをお伝えしました。「ホテルライク」と聞くと、「ホテルのような見た目」というイメージが浮かびますが、見た目だけじゃなくて、住み心地も含めて本物のホテルを目指したいと考えていました。床や壁、建具なども、それっぽいものではなく本物を使ってほしいとお願いしました。ただ、リゾートホテルのような雰囲気にしてしまうとロケーションと合わないので、そのあたりはお話ししながらひとつずつ選んでいきました。

特にこだわられたところはどこでしょうか？

玄関のベンチもそうなんですが、寝室の棚に本物のトチの木を使ってもらったり、カーペットを敷き込んでもらったり、ベッドヘッドまわりも全部オリジナルデザインで仕上げてもらいました。オリジナルでいうと、洗面化粧台やトイレの手洗いなどもオリジナル。建具はすべてハイドアにしてもらいましたし、リビングドアは実際にホテルなどで使用されている建具ブランドのものを選んでいます。

中でも特にこだわったのはタイルですね。貼る場所はもちろんですが、色味、質感、貼り方、全体のバランスを考えながら一緒に考えていきました。本当はもっとタイルを使いたかったのですが、メンテナンス性なども考えてこれくらいにしておいた感じです。

リフォームを進めるなかで印象に残っていることはありますか？

一番印象に残っているのは、窓際の柱についてのご提案ですね。窓際に、給気口があるのですが、表に出ているとどうしても生活感がでてしまうので隠したいと考えていました。それに対して、ただ目隠しするだけでなく、奥行き感の演出を兼ねた柱の造作をご提案いただき、「これはプロにしかできない提案」だと思いました。

ちなみにこれはAIスピーカーですか？

そうです。ホテルのような住み心地を目指したいと考えたときに、掃除や照明のオン/オフの切り替えなどもできるだけスマートで手間がかからないようにしたいと考えていました。照明を点けたり、音楽をかけたり、カーテンの開け閉めなども音声だけで操作できるので、手間のかからないホテルのような生活の実現には必須でした。

あとは、ロボット掃除機も活用したかったので、床は全部フラットに仕上げてもらっています。LDKから廊下、玄関、ドアを開けておけば個室もすべて掃除してくれるので、掃除もとても楽になりました。

生まれ変わった空間で気に入っているところはどこですか？

全体のバランスがきれいにまとまっている感じがすごく好きですね。あと、オリジナルで作っていただいた洗面化粧台なんかも気に入っていて、まさにホテルのパウダールーム。洗濯機を置くスペースにも扉を設けて外から見えないようにしてもらっています（ご主人）。
私は、廊下です。帰ってきたらLDKの奥まで見通せるのが気持ちよくて。タイルの壁がずっと続いていく感じも好きですし、タイルの凹凸がきれいに出るようにダウンライトをタイル側に寄せて設置していただいたのもすごく気に入っています（奥様）。

リフォーム自体は楽しまれましたか？

めちゃくちゃ楽しかったです。機会があればまたやりたいくらい。ここをもっとこうしたいというところもこれから出てくると思うので、またアートリフォームさんと一緒にできるといいですね。